CODENAME:WILD GEESE
監督:アンソニー・M・ドーソン
音楽:ヤン・ネメッツ
主演:ルイス・コリンズ、リー・ヴァン・クリーフ、アーネスト・ボーグナイン、クラウス・キンスキー、ミムジー・ファーマー
1984年イタリア/西ドイツ映画

 

 


 平日の過去記事アーカイブシリーズ・・・。

 

 

80年代マカロニ・アクションの1本。
例によって西ドイツとの合作になっていますが、中身は純正マカロニ・アクションです。
監督は、「地獄の謝肉祭」のアンソニー・M・ドーソン。
アメリカ人みたいな名前ですが、本名はアントニオ・マルゲリティ。
ストーリーは、特殊コマンド部隊が、東南アジアの麻薬ルート壊滅のために投入されますが、
麻薬の製造工場を爆破したところまではよかったが‥・というお話。
キャストがすごく豪華でビックリします。
さらにそのキャストを生かしきれていないのに、さらにビックリします。
でも、アクション・シーンは比較的スケール感があり、マカロニ・アクションにしては頑張っているのではないでしょうか。
日本では劇場未公開で、ビデオスルーの作品ですが、DVDにもなっていないので、
観たい人は中古ビデオを探すしかないかも‥・(そんな人いないかな(^^;))
なお、TV放映された時のタイトルは「コマンドー軍団3」でした。
ひどいタイトルだ(T_T)

 

 



音楽は、ヤン・ネメッツという人が担当。
演奏はELOY(エロイ)という冗談みたいな名前のバンドが演奏しています。
その昔、東京のロックを中心に取り扱う輸入レコード店で見かけて、
「・‥‥WILD GEESE」と書かれたタイトルと、リー・ヴァン・クリーフやアーネスト・ボーグナイン等が描かれたジャケに心躍りました。
当時、何故かプログレのコーナーに分類されていて、ELOYというバンドもドイツのそっち系のバンドとして紹介されていたような記憶があります。
演奏形態はシンセが中心なので、やっぱりプログレ・バンドなのかなと思いつつ、
その音色があまりにチープで卒倒しそうになったのを思い出します。
聴いているうちにアクション映画であることを忘れて、アルバート・ピュン作品などのB級SFアクションが脳裏に浮かんでしまいます。
中には、男性ボーカルをフィーチャーしたロックチューンもありますが、大半の劇伴のリズムは打ち込みなので、全体を覆うイメージはチープです。

このバンドの他のアルバムを聴いてみると、ちゃんとドラムが入っているので、本作品も生のドラムを使えばもっとメリハリのあるアルバムになったのではないかと思います。
一応、サントラというよりEloy名義のアルバムになっているので、もしかしたらCDが出ているかも知れませんが、いずれにしても上級者向けです(^^;)

 




・・・と、ここまでが過去記事。

なんと、このサントラのダウンロード版がありました。

久しぶりに聴いてみると、チープなんですが、メロウなシンセプログレという趣も感じさせる内容で、案外いいじゃないかこれ、という気がしてきました。

興味のある方は、騙されたと思って聴いてみてください(ホントに騙されたと思うかも知れませんが)😅