SUPERMANⅢ
監督:リチャード・レスター
音楽:ケン・ソーン&ジョルジョ・モロダー
主演:クリストファー・リーヴ、リチャード・プライアー、アネット・オトゥール、マーゴット・キダー、ジャッキー・クーパー、マーク・マクルーア、ロバート・ヴォーン
1983年アメリカ映画

 

 

・・・・今日は過去記事の再アップです。

 

 

 

前作に引き続きリチャード・レスター監督の登板により、更にコメディ色を増したシリーズ第3イ乍。
リチャード・プライアーが出ている時点で、1作目とは明らかに方向性が違っていると予想していましたが、
ここまで変わっちやうと妙に違和感を感じます。
オープニングの凝りに凝った演出もドタバタ路線で、スーパーマンにあえて必要なネタなのかなと疑問を感じます。
スーパーマンがクリプトナイトの影響で極悪人に豹変しますが、オリンピックの聖火を吹き消したり、
やってる悪事が結構ショボイ。
今回の敵は巨大コンピューターとそれを操る大企業のボス、最後には電子の要塞まで作ってスーパーマンに対決を挑みます。
巨大コンピューターが途中で科学者のオバサンを取り込み、機械化してモンスターにしてしまいます。
この辺は、ジェイミー・リー・カーティス主演の「ヴァイラス」の20年先を行ってたのかも(^^;)
クライマックスのコンピューターとの対決シーンも迫力は今ひとつで、1作目とは全<別物として観たほうが楽しめると思います。
なお、常連のレックス・ルーサーは今回はお休みです。

 

 

 

 

 

音楽も前作に引き続いてケン・ソーンが担当。
これにジョルジョ・モロダーが作った歌モノとシンセ・スコアが加わります。
リチャード・プライアーの登板でコミカル路線にさらに拍車がかかったのか、
メイン・タイトルの前半部分は有名なテーマから完全に離れた小気味良いコミカルなドタバタ系スコア。
一体どうなるのかと思っていると、後半でちょっぴりいつものテーマが入ってきてホッとします。
演奏の方は明らかに前作よりこなれていて、聴いていて耳にしっくりときます。
オケのメンバーが増えたのか、ミックスがいいのか、演奏者の腕が上がったのか、
前作よりも安心して聴くことができます。
LP時代には、ジョルジョ・モロダーによるシンセ・スコアと歌モノがアルバムの半分を占めていて、
ケン・ソーンのスコアは全6曲20分しか収録されていませんでしたが、
今回発売された「Superman The Music」BOXセットには24曲64分も収録されてます。
LPに収録されていたモロダーの曲は、BOXセットの最後を飾る8枚目に収録されています。
モロダーはジョン・ウィリアムズのテーマ曲をシンセだけで演奏していますが、
これが想像以上にペラペラの薄っぺらい音ですご<ショボい仕上がりです。
スーパーマンの1作目が公開された時、ジェフ・ベック・グループ等で活躍したキーボーディスト、マックス・ミドルトンがカバー・バージョンを発売していますが、
こっちの方がずっとカッコ良かったりします。
かつて日本のみで「II」と「Ⅲ」をカップリングしたCDがワーナーから発売され、
つい最近までオークションで1万円近い値が付けられていました。

 

 

 

 

 

・・・・と、ここまでが過去記事。

先月だったか、4作目「最強の敵」が米La-La-Landレーベルから、

Boxのばら売りみたいな形で3000枚限定のCDが発売されましたが、

この「電子の要塞」も単独で発売されればいいのになあ。

現状では、3万円もするBoxセットでしかその全貌を聴くことができません。

ジョン・ウィリアムズやアレクサンダー・カレッジのスコアに比べると、

軽さは否めませんが、「2」よりも厚みがあるような気がするし、

なかなかの力作なので、是非ケン・ソーンのスコア盤も単独リリースして欲しいものです。

 

 

 

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これは、LPのようです。(現在取り扱いなし)

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これは、コンピレーション盤(ダウンロード)です

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