・・・・・今夜は相当古い記事に追記しています。


SABATA
監督: フランク・クレイマー
音楽: マルチェロ・ジョンビーニ
出演: リー・ヴァン・クリーフ、ウィリアム・バーガー、フランコ・レッセル、リンダ・ヴェラス、ペドロ・サンチェス、ジャンニ・リッツォ
1970年 イタリア/スペイン映画

 

 

 

 

60年代マカロニ・ウェスタンで名を馳せたリー・ヴァン・クリーフが主演した「サバタ」シリーズ第1弾。
マカロニ・ブームが過ぎ去った後の作品とはいえ、娯楽アクションの要素をたっぷり盛り込んでなかなか見応えのある作品です。
趣向を凝らした銃の数々(バンジョーに仕込んだライフル銃は「デスペラード」の原点か?)や派手な決闘シーンがカッコいい。
西部の町にぶらりとやってきた主人公サバタが、町で起こった銀行強盗を解決し首謀者を割り出したことから、
サバタを消すために首謀者が次々と刺客を送り込むというお話。
B級アクションの匂いがプンプンしますが、そこはアイデアで十分カバーしています。
正月、深夜枠のTV洋画劇場でやってたりしたことがあるので、またやるといいなあ(^_^;)なんて思ってます。
DVDが数年前に出たようですが、まだあるのかなあ。
是非もう一度観たい作品です。

 

 

 

 

音楽は、マルチェロ・ジョンビーニ。
軽快なテーマ曲は数あるマカロニ・ウェスタンの中でも出色の出来映えです。
途中、女性コーラスで「ルン・ルン・ル・ルン・・・」とか言う箇所は勘弁して欲しいですが、
全体を通じてノリノリのマカロニ・チューンになっています。
イントロで、男の声で「EHI AMICO...C'E SABATA, HAI CHIUSO・・・Huhaaaaaa!」と言って高笑いする部分が最高にカッコいい。
劇伴は、マカロニのスコアとしては割と平均的な出来、やはりテーマに全力投球という感じです。
サントラは、イタリアのGDMレーベルから、続編の「大西部無頼列伝」とカップリングになった驚愕の29曲入りのものが発売されています。
聴きものは、テーマ曲にドイツ語の歌詞を付けたオルタネート・バージョン。
これはキワモノです。
ドイツ語だからでしょうか、なんかラムシュタインみたいに聞こえてしまいます(^_^;)

 

 

・・・・と、ここまでが過去記事。

このサントラも、その後2009年に日本のVerita Noteから、バンジョーのテーマのシングル・バージョンを含む21曲入りのものが出たり、

スペインのQuartetレーベルから、サバタ3部作のサントラセット3枚組が限定500枚で出たりしましたが、

今では単独でダウンロード版が入手可能です。

そういえば、DVDは吹き替え音声が入っていてお得なのですが、

吹き替え音声には、なぜか数か所に「ウェスタン」のサントラが挿入されています 笑。