THE MISSOURI BREAKS
監督: アーサー・ペン
音楽: ジョン・ウィリアムズ
出演: マーロン・ブランド、ジャック・ニコルソン、キャスリーン・ロイド、ランディ・クエイド、ジョン・P・ライアン、フレデリック・フォレスト、ハリー・ディーン・スタントン
1976年 アメリカ映画




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大牧場を狙う馬泥棒の一味と雇われガンマンとの死闘を描いた異色の70年代西部劇。
なんといってもマーロン・ブランドとジャック・ニコルソンという2大スターの共演とあって、ストーリーは凡庸ながらDVDにまでなって生き延びている作品。
当時、2人とも「性格俳優」とカテゴライズされていたように思います。
最近はそんな呼び方聞かなくなりましたが・・・(^o^)
若い世代の人には、故マーロン・ブランドと言えばデップリしたおっさんというイメージしかないでしょうが、
本作でのブランドはブーメラン投げたり、ブロンドの髪をなびかせて白馬で疾走したり、結構かっこよく描かれています。
ジャック・ニコルソンの西部劇っていうのも珍しく、彼が西部劇に出たのって本作くらいではないでしょうか。






音楽は、巨匠ジョン・ウィリアムズ。
スター・ウォーズを始めとするSF大作を手がけるようになる前の作品であり、
かなりライトな作風が興味深いです。
ハーモニカやアコースティック・ギターやハープシコード、それにオルゴールのような可愛らしい音・・・シンプルですごく心地よい音作りをしています。
西部劇の音楽というと、バーンスタイン等に代表されるよく言えばダイナミック、悪く言えば泥臭い音をイメージしがちですが、
本作品は西部劇にしては洗練された部分があり、音の面でも異色の作品だったと思われます。
ゆったりと聞かせるスコアが多く、サスペンスフルなアクションスコアはほとんどありません。
あんまりギターの比重が大きいので、初めて聴いたときは「ディア・ハンター」でギターを弾いていたジョン・ウィリアムズが担当したスコアかと思ってしまいました。
当時は、ウィリアムズと言えば「スーパーマン」や「スター・ウォーズ」のイメージしか無かったもので・・(^_^;)
サントラLPも、余計な重低音が無い分、サントラにしては珍しくかなりクリアな音質になっていたのが印象的でした。
CDは、1999年に米rykoレーベルから、2004年に米Vareseレーベルから、メイン・タイトル曲等3曲のフィルム・バージョンが収録された盤が発売されました。

さらに、2013年には米KRITZERLANDレーベルから2枚組CDが1200枚限定で発売され、あっという間にメーカー完売になりました。

この盤には、初登場のフルスコアと従来の再録盤LP音源が収録されました。地味にみえてなかなかの人気盤です。これら3枚のCDはジャケが微妙に違います、









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