TANGO & CASH
監督: アンドレイ・コンチャロフスキー
音楽: ハロルド・フォルターメイヤー
出演: シルヴェスター・スタローン、カート・ラッセル、テリー・ハッチャー、ジャック・パランス、ブライオン・ジェームズ、ジェームズ・ホン、マイケル・J・ポラード、ジェフリー・ルイス
1989年 アメリカ映画





平日の過去記事アーカイブシリーズ・・・。

 

 

 

悪の組織の罠にハマッて監獄にぶち込まれた2人組の刑事のリベンジを描いた痛快ポリスアクション。
刑事ものと脱獄ものの美味しいとこを抽出して作ったような欲張りな作品。
「暴走機関車」のアンドレイ・コンチャイロフスキー監督が肩肘張らずに撮った作品なので、
単純に観てて面白いアクション映画でした。
スタローンとカート・ラッセルという意外な組み合わせが面白かった。
同年のラジー賞にエントリーされていますが、何で?という感じです。
スタローンの妹役で、TV「新・スーパーマン」のロイス・レインを演じたテリー・ハッチャーが出ています。
また、署長役で70年代アクション映画の名脇役ジェフリー・ルイス(ジュリエット・ルイスのお父さん)が出ています。

 






 

 

 

音楽は、ハロルド・フォルターメイヤー。
ジョルジョ・モロダーの弟子で、80年代エレクトリック・スコアの名作をいくつも手掛けた人です。
代表作は、やはり「ビバリーヒルズ・コップ」の「アクセルF」と「トップガン」。
「トップガン」は、ハードロック・ギタリストのスティーヴ・スティーヴンスのギターをフィーチャーしてカッコいいサウンドで有名です。
本作品のテーマメロは、とぼけた味わいのある「アクセルF」によく似たフレーズを使っています。
全体のスコアは、オケを使わず全てシンセで作るという、当時のデジタルシンセスコアの典型。
アクション・シーンでは、結構「燃える」スコアを書いており、結構楽しめます。
サントラは公開当時は発売されず、昨年、米LA-LA LANDレーベルから3000枚限定で初めてリリースされました。
今聴くとちょっと古くてチープな感じも受けますが、
最近のハンス・ジマー一派(RC)が手がける音とは明らかに一線を画しているので、かえって新鮮だったりします。
 



・・・と、ここまでが過去記事。

ダウンロード版は残念ながら未発売てすが、80年代を象徴する面白いスコアなので、ダウンロードでの発売を期待します。