DREAMER: INSPIRED BY A TRUE STORY
監督: ジョン・ゲイティンズ 
音楽: ジョン・デブニー 
出演: カート・ラッセル、ダコタ・ファニング、クリス・クリストファーソン、エリザベス・シュー、デヴィッド・モース、フレディ・ロドリゲス、ルイス・ガスマン 
2005年 アメリカ映画

 

レース中に骨折しながら、調教師とその娘に引き取られ、奇跡の復活を果たす競走馬の奇跡を描く実話の映画化。
キャストは、この手の映画にしてはわりと豪華です。
「コーチ・カーター」で脚本を手がけたジョン・ゲイティンズの監督第1作となります。
例によって未見のレビューです(^_^;) すみませんm(_ _)m
雰囲気的には「シービスケット」に似ているという評判です。
カート・ラッセルとクリス・クリストファーソンを親子の役を演じさせるのは、かなりオモシロい企画ですね。
この二人、ごっつい似てる(笑)

 

 

 

音楽は、高揚感あるスコアには定評のあるジョン・デブニー。
基本的にフル・オケにアコギとバイオリンが重なる構成です。
フィーチャーされているバイオリンはジョシュア・ベルの演奏です。
バンジョー等の楽器を使ってケンタッキーをイメージした牧歌的なスコアも印象的です。
テーマ・メロも輪郭がしっかりたいいメロディで、劇伴の中で何度も顔を出します。
もちろん、デブニーが得意とする高揚感ある感動的な「ちょい燃え」スコアもあります。
高揚感ある部分のスコアはおそらくレースシーンのものと思われますが、動物モノの映画にしてはかなり迫力があります。
Bethany Dillonという女性シンガーが主題歌を歌っていますが、なんとデブニー自身の作曲となります。
アラニス・モリセットとか、あの辺のアメリカンな感じのなかなかいい曲です。
フィルム・バージョンとシークレット・トラックの2バージョンが入っています。
なお、本作は当初、「ロスト・ソウルズ」のヤン・A・P・カチュマレクが登板していたそうですが、リジェクトされてデブニーに交代したそうです。
個人的にはデブニーで正解だったと思います。