ESCAPE TO THE VICTORY
監督: ジョン・ヒューストン
音楽: ビル・コンティ
出演: シルヴェスター・スタローン、マイケル・ケイン、キャロル・ローレ、ペレ、マックス・フォン・シドー、ダニエル・マッセイ
1980年 アメリカ映画

 

 

・・・・平日は、基本的に過去記事をリメイクしています 笑。

 

 

ジョン・ヒューストン監督が描く、第二次世界大戦を背景にしたスポ根ドラマ 笑。

戦闘シーンがほとんどないので、戦争映画のカテゴリーに入れて良いものか多少迷いますが、

まあ「大脱走」の親戚だと思えばいいか。

ストーリーは、ドイツの捕虜収容所を舞台に、ドイツ軍の情報将校が、

収容されている連合軍兵士が敷地内でサッカーに興じているのを見かけます。

サッカー好きの情報将校は、ドイツ代表選手と捕虜とのサッカー試合を思いつき、

これを占領下のパリで大々的に開催することで、プロパガンダに利用しようと考えます。

捕虜たちは試合に出場することを承諾しますが、

水面下では試合を利用した脱走計画が進んでいた・・・・というお話。

試合のシーンでは、ペレを始めとする各国の本物のサッカー選手による華麗なプレイを堪能することができます。

迫力あるゲームシーンはかなりスリリングで、サッカーにあまり興味のない僕でも面白いと思えたので、

サッカーファンは大いに楽しめる1本なのではないかと思います。

脱走計画の結末も痛快で、最後まで楽しめる娯楽作品に仕上がっています。

 

 

 

音楽は、スポ根ものでは定評のある「ロッキー」のビル・コンティ。

いつものビル・コンティのスポ根ドラマスコアに、戦争映画スコアのエッセンスを加えた無敵の「燃え」スコアです。

ショスターコヴィッチの交響曲第5番「革命」に似ているという疑惑がありますが、
まあ激似だったとしても、これだけ「燃える」スコアに仕上げているのですから別にいいじゃないですか。
そもそも、僕はショスターコヴィッチの交響曲第5番を聴いたことがないので、その辺は全く気になりません(^_^;)

公開時には、残念ながらサントラは発売されず、テレビで放送された際に音声をラジカセに録音して楽しんでました。

それが、2005年に突如としてベルギーのPrometheusレーベルから限定3000枚のサントラCDが発売されました。
僕は既に発売日からかなり日数が経った末にオーダーしたのですが、

ギリギリ3000枚のうちの2878枚目をゲットすることができました。
届いたCDは、うれしいことにジャケットにビル・コンティのサインがマジックで書かれていました。
この盤は、以前出回っていたブートと音源は全く同じですが、

曲のタイトルが変更されており音質も格段に向上しています。

40年前の作品なのでそれなりの音質ですが、粗悪なブート盤に比べたら天地の差があります。
オリジナル音源11曲に、オルタネート・ヴァージョンが3曲入って全14曲、これはおススメです。