・・・・このところ、過去記事のアップデートにハマってます(;^ω^)

 

 

THE SWARM
監督: アーウィン・アレン 
音楽: ジェリー・ゴールドスミス 
出演: マイケル・ケイン、キャサリン・ロス、リチャード・ウィドマーク、ブラッドフォード・ディルマン、ヘンリー・フォンダ、リチャード・チェンバレン
1977年 アメリカ映画

 

 

70年代に流行ったパニック超大作晩期の作品。
「タワーリング・インフェルノ」を製作したアーウィン・アレンが監督に躍り出て、見事にコケた作品。

70年代中期に「恐怖の殺人蜜蜂」というB級の「蜂」映画が製作され、続編となる「キラー・ビー」、「戦慄の毒蜂軍団」、「ザ・キラー・ビーズ」が製作されました。
本作は、超大作がB級映画からアイデアを頂いちゃったというトンデモ・パニック大作です。

オールスターキャストがかえって痛々しい作品で、

お気に入りのマイケル・ケインが出ているというだけで見た映画でした。

 

 

 

しかし、この作品は音楽が素晴らしかった。
担当したのは、巨匠ジェリー・ゴールドスミス。

今回も駄作を音楽が救っています。

蜂の羽音をモチーフにしたメイン・タイトルは正に秀逸のひと言です。
リムスキー・コルサコフの「熊蜂の飛行」からアイデアを得ていると思われますが、
本作品では「蜂」の飛行を音で表現することに大成功しています。

ホーンとストリングスで羽音の唸りを大胆に表現しています。
師匠が70年代に骨太のアクションスコアを連発していた頃の作品ですので、

そもそも悪かろうはずがありません。

サントラはLPのみで、長らくCD化されませんでした。
2003年になって、ベルギーのPrometheusレーベルから限定3,000枚でスコアの完全盤が発売されました。

74分収録で、メイン・タイトルも本編で実際に使用されたテイクが使われています。

LPのメイン・タイトルは、完全盤の1曲目と2曲目の美味しいところを編集して1曲にしていましたが、
完全盤では本編そのままで収録されています。

傑作にも関わらず限定盤というのが残念ですが、興味のある方はお早めにどうぞ。

 

 

 

 

・・・・・と、ここまでが過去記事。

今月、米La-La-Landレーベルから、3000枚限定で2枚組の豪華盤が発売されました。

今回は、オリジナルマスターテープからリミックス、マスタリング、リストアが施されているようです。

音質はかなり向上している印象を受けます。

さらに今回は、未CD化だったLP音源が2枚目に丸ごと収録されています。

おっさんとしては、この2枚目が何よりうれしい。

子供のころから慣れ親しんだ音源を、クリアな音質で楽しむことができて大満足です。

 

 

 

 

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