青山にオフィスがある、オフィス数世界一(ほんとか?)と
言われていた、アメリカに本部がある国際法律事務所で、
私は弁護士秘書をしていました。
ある日、アメリカ人弁護士ウェルズさんを捜していた秘書が、
自分のデスクで仕事をしていた私に
ウェルズさん見なかった?と訊きました。
仕事をこなしながらも周りに目を配っているスーパーセクレタリーの私
あー、今、ずんぐりむっくりした金髪の人がG先生の部屋に入っていったから、きっとウェルズさんよ。
ときっぱり申し上げました。
G先生の部屋のドアが閉まっていたので、その秘書は私の横で
ウェルズさんが出てくるのを待っていました。
そこにG先生に用事があった、やはり秘書の菊さんも一緒になり、
3人でおしゃべりをしながら部屋のドアが開くのを待っていました。
部屋のドアが開きました。
出てきたのは、ずんぐりむっくりした、頭髪のほとんどない
思いっきり日本人の司法書士さんでした

3人は顔を見合わせ、笑いをこらえるのに必死でした。
この話、もう10年くらい前の話なんですけど、今でも前のオフィスの
仲間で集まると、「どうしても忘れられなくて、時々思い出して笑う」
と言われ、私が退職した後も新しく入った秘書に語り継がれています。
この間、全然この登場人物を知らない友人に、たまたまこの話をしたら、
「何日経っても、思い出してなんだかおかしい。電車の中で
笑いが止まらなくなって困る」というメールが先程来ました。
実は、私もこれ、なんだか今でも思い出すと笑いが止まらないわけで。
もうひとつのレジェンド、大学生の話もあるので、今度書きます。