昨日は神戸市内
トコジラミ(南京虫)の駆除作業でした。駆除作業は,トコジラミの生息の有無を調べながら,慎重に家具を移動したり畳をあげたりして,計3時間ほどかかりました。これできっと吸血被害はなくなり,安心して寝られるはずです。








 さて,大量に生息している場合や室内が非常に狭い場合を除いて,家屋内のどこでもトコジラミが長期的に生息できるわけではありません。ある程度場所は限られてきます。その理由はトコジラミの生態
にあります。






 トコジラミは,生きていくためには吸血が必要です。そのためにヒトなどの吸血する相手を見つけなくてはなりません。トコジラミは呼気に含まれる二酸化炭素や体温などを利用して吸血相手を探知します。ですから,遠く離れた人だと呼気や体温が届かず探知することは出来ません。つまり,トコジラミは,吸血するためにはヒトのいる近くに潜んでおかないといけないということです。





害虫・害獣から街を守るPCOの調査日記-トコジラミ(南京虫)の口吻


(写真:トコジラミの口吻)






 

 また,トコジラミの一回の吸血時間は実験的には510分ほどで,齢を重ねるほど時間は長くなっていくとされています。吸血
にはそれなりに時間がかかるのですね。つまり,人が動き回っているような場所では,吸血が難しいということです。





 ということは,例えば,あまり人が来ず,来ても動きまわるような洗面所やキッチンなどでトコジラミは継続して生息しにくいのです。トコジラミ自身が移動したり,人や物について運ばれたりして,一時的に洗面所やキッチンにいることはあっても,そこで長期間生息することはあまり考えられません。



害虫・害獣から街を守るPCOの調査日記-ベッド


(写真:トコジラミが潜みそうな隙間が多数あるベッドの例)










裏を返せば,ヒトが長時間滞在しヒトの動きが少ないような場所は,トコジラミの生息場所になりやすいということです。だから,ベットや布団の周辺,ソファーやイス周辺などに生息していることが多いのです。








トコジラミ(南京虫)の駆除は,どこでもいいからただ薬を撒けばいいというわけではないのです。










株式会社エスケーシステムではトコジラミ(南京虫)の駆除・防除を取り扱っています。










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