昨日は全国的に大雪でした。
神戸でも,昼から夕方まで雪が降り,市内中心部でも降雪がありました。夕方には,雨にかわったのですが,今朝,六甲山系を見てビックリ。ふもとまで真っ白でした。山の方では,夜も雪が降ったのでしょうか。ここまで白くなるのは珍しいですね。


害虫・害獣から街を守るPCOの調査日記-六甲山系のふもとまで雪が

(写真:出勤途中の路上からの六甲山系。携帯カメラにて)

害虫・害獣から街を守るPCOの調査日記-真っ白
(写真:事務所近くからの六甲山系。デジカメにて)


これだけ寒いと暖房器具が欠かせません。でも心配なのが火事冬は火災が多い期間ですね。ニュースでもよく火災の報道があります。冬はストーブなど,夏場に比べて火を使うことが多いですし,空気が乾燥しているので,どうしても火災の率が高くなります。だからといって火をなくすことは出来ず・・・。一番良いのは,十分に注意を払うことでしょうね。




さて,先日,ある店舗でネズミの防除作業 をしている際,下の画像のようなものを,天井裏で見つけました。


害虫・害獣から街を守るPCOの調査日記-配線ケーブルの齧り跡
(写真:配線ケーブルにあったネズミの齧り跡)

ネズミが電気ケーブルを齧った痕です。


以前の記事 にも書きましたが,ネズミの門歯は一生伸び続けます。しかも一週間に2.1mm~2.8mmほど伸び続けます。人の頭髪の成長速度は0.3mm/日なので1週間で2.1mmほど。ということは,ネズミの門歯は人の頭髪と同じかそれ以上の速さで伸びるのです。

だから常に何か硬いものを齧り,歯をすり減らさないダメで,そうしないと,門歯が伸びすぎてしまい噛み合わせが悪くなり,死んでしまいます。

このような理由のため,ネズミは屋根裏などで,柱を齧ったり,何かの出っ張りを齧ったりしてガシガシという騒音を建てるのです。


害虫・害獣から街を守るPCOの調査日記-扉の枠にあった齧り跡
(写真:扉の枠にあったネズミの齧り跡)

害虫・害獣から街を守るPCOの調査日記-天井裏の齧り跡
(写真:天井裏にあったネズミの齧り跡)


時にネズミは,配線ケーブルやパイプなどを齧ってしまうことがあります
どうやら,直径が5~10mm前後のケーブルが被害にあいやすいようで,ネズミの口の大きさにちょうど合うためだと考えられています。

そして,このネズミが齧ってしまったケーブルがショートを起こし,停電や火災などの大きな事故に繋がってしまうことがあります

実際,東京消防庁の発表によると,平成8年から平成16年の8年間で発生したネズミによる火災では,負傷者22名,被害総額3億6000万円にのぼっているそうです。
また,原因不明の火災や漏電にはネズミが関与していることが考えられます。


(安心して住める ネズミのいない家,谷川力,講談社α新書より)




どうやら,火災に対しては,火の扱いに対して注意を払うだけでは不十分なようで
ネズミの存在にも注意を払う必要があるようです




株式会社エスケーシステム は,ネズミの駆除・防除を取り扱っています。