トコジラミ(南京虫)は,ちょっとした隙間に身を潜め
ちょっとした隙間に卵を産みつけます。
トコジラミは成虫も若虫も習性は同じで,昼間は壁や柱の隙間,
床板や畳の間,ベッドの中,カーテンの重なった部分などに群がって潜んでいます。
例えば,先日のトコジラミ駆除作業中には↓写真のような場所で見つけました。
ファスナーがケースに潜り込む場所に数匹が群がっていました。
ある意味教科書通りの場所なのですが,施主様は驚いておられました。
過去にトコジラミの姿や糞,卵を見つけた場所を列挙してみます。
(すべて教科書通りです)
ふすまの木枠の隙間
ふすまの取っ手の内側
壁紙の裏
テレビの下
畳の縁
ベッドの下
ベッドの木枠のつなぎ目
壁と柱の隙間(壁内に入り込んでいる)
畳と箪笥の接地面
ほかにも様々な場所でトコジラミの痕跡を確認をしています。
さて,以前から何度も話していますが,
家庭でも使える燻蒸・燻煙式を主とする殺虫剤は
トコジラミ駆除においてほとんど効果はありません。
先ほどの写真を見てもらえば納得してもらえるなずです。
写真のような隙間に,燻蒸・燻煙式殺虫剤の有効成分が入り込むでしょうか。
多少は入ったとしても,致死量に達するでしょうか。
無理ですね。
さらに,有効成分の多くがピレスロイド系です。
この種の薬剤は,昆虫類に対して忌避効果があります。
つまり薬剤から遠ざかろうとするのです。
ということは,薬剤が届かないような隙間のより深くに
潜り込んでしまうことが考えられます。
結果,駆除をより難しいものにしてしまうことがあります。
確かにトコジラミの駆除には時間と労力と費用がかかります。
しかし,放置しておいても被害は大きくなるばかりです。
個体数が多くなればなるほど駆除は難しくなっていきます。
早めに専門業者に駆除を依頼することをお勧めします。
※株式会社エスケーシステム では
トコジラミ(南京虫)の駆除の実績を積んでいます。