敗者のゲーム(新版) なぜ資産運用に勝てないのか/チャールズ・エリス
¥1,680
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 ようやく読破しました。私は数年前から資産形成のために投資関連の本もよく読むようになりまして、本書は投資関連本の古典として色んな本で紹介されていたので、読んでおかないといけないな~と思い積読してました。

 投資をするなら読んでおく価値はあると思います。問題は読みづらいってことかな。洋書らしさがそのまま翻訳されている感じでついつい読むのが遅くなってしまいました。私には第2章が特に読みづらかった・・・。


 本書の内容としては、市場は圧倒的資金力のある機関投資家がしのぎを削る世界となってしまっている。そのため、市場で生き残るには「勝者を目指すゲーム」ではなく、「敗者にならないゲーム」をする必要がある。そこで、長期の資産運用を勧めるという形となっている。

 近年のデイトレブームとは一線を画する内容だが、巷に溢れる短期投資の成功本に騙されないためにも主義主張の異なるものも読んでおくと良いと思います。本書と併せて「ウォール街のランダム・ウォーカー 」も同じような内容で、こちらの方が読みやすかったのでおススメです。


 また、私個人の投資(というか投機)の経験上、本書の言う「冷静かつ合理的思考が投資における成功の秘訣。しかし、現実には感情的な判断を下す投資家が多い。」という事実には非常に納得させられた。特に悲壮感に支配された時ほど浅はかな判断で売買してしまうってことが多々ありました。

 投機においては市場の感情を読み取ることも大切で素早い判断が必要となりますが、中長期の投資においては一度計画したら短期の上げ下げで一喜一憂しない忍耐力を持つことが大切です。最初にデイトレから経験すると、ついつい細かく株価を見てしまい計画を曲げてしまいたくなるってことがあります。長期投資においてはそのような一喜一憂はナンセンスそのもの。最終的にはそのような感情的判断を排除していき、合理的な投資思考を築いていきたいと思います。


 今回おススメする本はこちら。


さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす/マーカス バッキンガム
¥1,680
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 書店をぶらりとしていて私のアンテナにひっかかったので先日購入しました。邦題もさることながら原題が簡潔でインパクトがあります。実際、この本は新本として購入することを勧めます。というより、中古本だとこの本の最大のメリットを享受できないかと。


 この本は、200万人にも及ぶ多種多様な人に対してのインタビューから分かったことについて書かれており、そして誰もが持っている強みとして34の資質として分類しています。本書によると、誰もが何かしらの資質を持っており、それを強みとして活かす方が自分を成長させる最良の手段であると主張しています。

 本書を読んでいて、自分は強みを活かすことよりも弱点を克服することに重きを置いてきた人間であり、弱点の方が成長の余地があるという考えでした。


 ここで、本書では私と同様に自分の「強み」よりも「弱み」を知ることにエネルギーを費やす人の割合が高いという調査結果が提示され、さらに「強み」に対する注目度が最も高い国がアメリカ、最も低い国が日本と中国であるという事実が明らかにされています。

 この事実からは、普段私が考えているアメリカ的なものの考え方というものを連想できます。そもそも日本とアメリカの教育のあり方が違いますしね。それはさておき、この本からはこのような新たな視点を得ることができ、読書としての充実感が得られました。(`・ω・´)

 今の私には、己の強み(資質)を明確に把握することと、それを活かすためのアクションが求められていると感じました。



 では、自分の「強み」とは何か・・・そこでこの本が提供する「Strength Finder」です。


 この本は今まで出合った本にはないアイデアが実装されており、1冊毎に個別のIDが与えられ、それを利用してWEBで「Strength Finder」というサービスが受けられます。これは名前どおりの「強み探索」テストというもので全部で180問もあります。問題の内容は、それぞれ2種類の人間の資質を表現した文が表示され、そのどちらに自分がよく当てはまるかを5段階の尺度で選択します(どちらの文が良いかどうかではない)。1問は20秒以内に答えなくてはならず、知識によるバイアスをかけないための時間だと思います。


 そして、テストの結果は自分に最も当てはまる資質(才能)の上位5つが返ってきます。(本書が提案する資質の分類は34種。)

 私が得た結果と、それについて書かれたコメントを適当にまとめました。↓

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1.)「収集心」 ・・・ あなたは知りたがり屋です。あなたが収集するのは情報、あるいは形あるもの。それが何であれ、それに興味を引かれるから集め、いろいろなものに好奇心を覚えるのです。あらゆる利用の可能性を考え、物や情報を入手し、収集、整理して管理し続けます。それが面白く、心を常に生き生きとさせ、おそらくある日その中に役立つものが出てくることでしょう。


2.)「学習欲」 ・・・ あなたは学ぶことが大好きです。あなたが最も関心を持つテーマは、それが何であれ、いつも学ぶ「プロセス」に心を惹かれます。内容や結果よりもプロセスこそがあなたにとって刺激的なのです。あなたは何も知らない状態から、着実で計画的なプロセスを経て移行することで活気づけられます。この資質は、必ずしもあなたがその分野の専門家になろうとしているとか、専門的あるいは学術的な資格に伴う尊敬の念を求めていることを意味するわけではありません。学習の成果は、「学習のプロセス」ほど重要ではないのです。


3.)「内省」 ・・・ あなたは考えることが好きです。あなたは頭脳活動を好み、脳を刺激し縦横無尽に頭を働かせることが好きです。何に集中しているかは、あなたの他の強みに依るでしょう。一方では、頭を働かせている方向は一点に定まっていない可能性もあります。内省という資質は、単に考えることが好きだということを意味しているだけです。あなたは独りの時間を楽しむ類の人で、なぜならその時間は黙想し内省するための時間だからであり、ある意味であなたは自分自身の最良の伴侶です。


4.)「慎重さ」 ・・・ あなたは用心深く、決して油断しません。あなたは自分のことをあまり話しません。あなたは世の中が予測できない場所であることを知っています。(中略)いうなれば、あなたは毎日の生活を注意深く送る真面目な人です。例えば、あらかじめ計画を立てることを好み、友人を慎重に選び、誤解されないように過度に誉めたり認めたりしないように気をつけます。人になかなか打ち解けないという理由であなを嫌う人がいても気にしません。あなたにとって、人生は人気コンテストではないのです。(←この例え気に入った(笑)。)


5.)「信念」 ・・・ あなたは普遍的な価値を持っています。一般的にこの信念という資質が、あなたを家族中心主義に、他人に献身的に、さらに崇高さを持つようにさえします。さらに自分自身についても他人についても、責任感と倫理観が強いことを評価します。あなたの見方では、成功は金銭や地位に優るもので、この普遍的価値はあなたに方向性を与え、一貫した優先順位を保ちながら進んで行けるように導きます。この一貫性があなたのあらゆる人間関係の基盤で、あなたが自分の価値と完全に一致する仕事を見つけることも要求します。あなたの仕事は意義があり、あなたにとって重要なものでなければなりません。

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 これらの結果は、34種の資質の中から確かに私らしさを表していると思います。本書では、34種もの資質として細かくその定義が説明されているので、血液型占いのようにどれもこれも僅かに当てはまるというようなものは多くありませんでした。この本によって、良くも悪くも自分の性質がどういうものか科学的、統計学的に判別できるかと思います。

 私が知る限りでは、本書は人間の資質や性質を最も詳細にクラスタリングし研究された自己開発書です。己の強みを知りたい、分析したいという方は本書を実際に購入し、WEB上のStrength Finderにアクセスしテストすることをおススメします。


 今回はかなりの長文になりましたが、自分にとって重要なことなので省かずに載せました。

 今日は納戸に仕舞っておいた本の整理を行う機会があり、そこで今や記憶としてほとんど思い返すことがなかった本と再会しました。

 そこに仕舞っていた本は、私が大学生になる前に読んでいた本たちです。そこでふと私の読書遍歴について思い返すと、年々読んできた本の種類が変化し、それに伴って私の思想や思考傾向も変化してきたということがわかります。


 ではここで時系列順に変化した本の嗜好を挙げてみることにします。



・中学時代 -サスペンスやホラー系のフィクション、サイエンス系の読み物-

 この頃くらいから読書が趣味と言えるレベルに。思い返せば私が本を読むようになったのは、義務教育の過程で「国語」という科目が非常に苦手で、本を読めば成績が上がると親から勧められたのがきっかけ。当時はただ本を読むという行為が国語の成績に結び付くものだと信じていたが、結局はずっと国語の成績は良くなかったなぁ。(´Д`;) 今はもうそんな成績とか気にする必要もなく、結果的に読書が習慣となったことを良しとします。ちなみに、この頃は「空想科学読本 」シリーズをきっかけに科学系のマニアックな話や雑学系の知識欲が強く、学校関係の勉強に対しては過去一番熱心だった時期(笑)。


・高校時代 - 中学時代の嗜好+PC系の読み物-

 この頃は一番情熱があった時期。特に入学祝いとして買ってもらったパソコンとインターネット(当時はダイヤルアップ)のおかげで知識欲に拍車がかかり、苦労して入学したのに授業内容がおろそかに。ヽ(;´Д`)ノ 高校では化学部というマニアックな人種が集まる部活に所属していたこともあり、学術系の話題で困ることもなく、知識偏向な読書をしていました。またこの頃も国語が苦手のままで(笑)、「国語ができるようになる方法~」みたいなハウツー本とかも読んでたな・・・。


・大学時代 - 歴史系読み物→ブルーバックス全般、新書、自己啓発書-

 大学時代前半は、高校時代に好きになった世界史の影響で世界史関連の本を読んでおり、この頃に塩野七生さんの「ローマ人の物語 」シリーズが続々と文庫化されたのでシリーズを追って読んでいました。

 また、この頃からフィクション等の物語を読まなくなり、新書や自己啓発書を優先して読むようになりました。この頃の考え方は、時間的資源が豊富である大学生時代という貴重な時間を、今後の人生に役立つような有意義な本だけに絞って時間を投資しようという考え。このように効率に偏った考え方を持っていたのは、人生を急いていたからのように思います。大学時代にある転機が訪れてからは随分思考も変化しましたけどね。



 私の読書遍歴をまとめてみたのは初めてです。思い返すと色々と読書趣味が変化したもんです。しかし読む本の内容・種類が変化した他、読書の方法や読書法に対する考え方も変化しました。読書法・読書術というものが一つのジャンルとなっているかわわかりませんが、私自身も読書法だとか速読術などの様々な本を読んできて、より一層、読書の方法などの教育があれば良いと考えるようになりました。読書法にもいろんなものが提案されており、一概にはベストと言えるものはありません。しかし、玉石混交の中から私の視点で選りすぐり、自分流の本との付き合い方を学んでいきたいと思います。

 読書に関する話は興味の尽きないところで、私の成長とともに読書に対する考え方をまとめていきたいと思います。最後に、本とはどのように付き合うべきか考える入門書として1冊ご紹介。本との付き合い方が書かれた古い書ですが、「読書」というものについて考えるきっかけになれるかもしれません。↓


本を読む本 (講談社学術文庫)/モーティマー・J. アドラー
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 本日のお昼時、お気に入りの喫茶店へと食事しに行きました。(^~^) 私たちが食事を終えレジに行くと、先にお会計をしている中年女性がおりました。そこで、その女性の方が料理に対する感謝の意を丁寧かつ自然な感じで店員にお礼をしているのを見て、その方から溢れる感じの良さが伝染し、私も感謝する気持ちになりました。私も食後にお礼をすることはたまにありますが、その方ほどプラスの感情を周囲に感染させることはできないでしょうね。

 私がもっと若かった頃は、家以外のお店のような場所で感謝の気持ちを表したりすることは(シャイな意味で)恥ずかしいことだと思っていました。しかし私も年を重ね自己啓発に目覚めてくると、そのような若い頃に持ち合わせていた青さに見切りをつけることができ、現在は私自身が感じるプラスの感情に対して素直になれます。


 私も今日出会えた女性の方のように、人生の豊かさが表ににじみ出るような人間になりたいと思っています。そこで、まだ人生経験も浅い私は、そのような人間になるためにはどのようなプロセスが必要なのか、とか考えてしまいます。個人の人となりを成すのは生き方の質に依るもので、一朝一夕にはいかないもの。それでもプロセスとかハウツーとか考えちゃうのは己の精神的未熟さに焦りを感じている性質でして・・・。(´□`。)



 ところで、「金持ち父さん」シリーズの著者ロバート・キヨサキ氏と不動産王ドナルド・トランプ氏の共著である「あなたに金持ちになってほしい 」に、「目標には全てプロセスがある。」(夢と目標の違いは「プロセス」があるかないかにある。夢を実現するためには、実現するために必要なプロセスに集中すること。 - 本文より)という教えがあります。この教えを具体的に実行するのは難しいものですが、これが私の行動指針の一つとなるようにと目下潜在意識に刷り込み中です(笑)。

 また、同じ書からの引用で、最後に私の座右に置きたい言葉の一つを紹介します。↓


 FOCUS = Follow One Course Until Succesful (成功するまで一つの道をたどる)

 私の兄妹の一人は現在カナダに留学中で、その妹が姉の買ったCDを欲しいと言ってたようで、データを送ってくれと母親に依頼されました。

 近々ファイルサーバを構築したいな~とか思っていましたが、こんな時に必要になるとはね~。 ( ̄_ ̄ i)


 で、手っ取り早く家族用のネットワーク共有サービスとかないかなと探したところ、Hotmailのアカウントを用いて利用できるサービスが見つかりました、ものの数秒で。(笑)

 このWindows Live SkyDrive というサービスでは、5GBものデータをネットワーク上で共有することができます。早速利用させてもらい、妹の方でも無事ファイルをダウンロードできたと連絡が入り、無事任務完了。

                                       (`・ω・´)ゞ

 ところで、この容量を無償で利用できるというのはちょっとした驚きで、数年前からするとストレージ技術の進歩を感じました。いつだったか、「ムーアの法則をストレージにも」と米Intel社が発言してましたね。今日見つけた記事でこんなものが。↓

   10KBの巨大メモリ:写真で振り返る、データ・ストレージの歴史


 もし、ストレージ技術においてもムーアの法則を保ったまま、同時に無線ネットワークなどの技術が両立した暁には、リアルに「攻殻機動隊 」のような世界になるのでは、と想像してしまいました。まぁ、真面目に有り得ない話ではないと思いますがね。


 こんな想像をしていて、最近書店で見かけて気になっていた「エクサバイト 」という本を思い出しました。舞台は2025年とあり、記録メディア技術が高度に進歩した未来の話です。現在はペタバイトまではよく見聞きしますし、エクサバイト級のストレージが現れる日も遠くはないのでは。

エクサバイト/服部 真澄
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 このようなSFの話も最近はより現実味を増してきたように思います。SF作品というのは荒唐無稽な科学技術が溢れているけれど、有り得なくもないと思える技術もいくつか考えられます。そこで、私がデジタル情報化社会の未来像というのをイメージしたときに連想した作品をいくつか列挙してみた・・・。


 まず、上に紹介した全記録時代をテーマにしたフィクション「エクサバイト 」。

 未来予知が可能となった社会をテーマにした映画「マイノリティ・リポート 」。(この未来予知技術の根幹には超能力者?が利用されてましたが・・・)

 同じく未来予知をテーマにした「ペイチェック 消された記憶 」。(こちらの未来予知は完全機械によるものだが、技術自体についてはスルーで)

 この他に、SFと分類するのかは不明だが驚くべき犯罪捜査の技術が登場した「デジャヴ 」。(劇中に出てきた監視システムが初見だと(°д°;)なオドロキ技術なのでITに疎いと意味わからないかも・・・)


 今回思いついた作品としてはこれだけですが、エンターテイメントとして面白い作品なので一応おススメします。(個人的に「デジャヴ」が一番面白かった。)


 もしもこのような未来が訪れたとき、技術を利用する私たちが新技術に対するリテラシーのレベルを高めていかないと映画のように悪意ある者によって利用される~なんてことが考えられますね。現代におけるIT技術を悪用した詐欺などは未来でも存在し続けるでしょうけど。

 新技術を産み出すエンジニアも利用する我々も公明正大たれ、ってことで。( ̄ー ̄)