だるい・・・。
あれを飲んだ後は凄くだるい・・・。でも異常なくらい意識がはっきりしてる。
眩しいな・・・家に帰ろう・・・。
家に着いて、しばらくボーっとしてました。
・・・・。
いかんいかん!しっかりしなきゃ・・・またあの時と同じになる!
とにかく体を動かさなきゃ!
やっぱり仕事・・・無理してでもいけばよかった・・・・。
仕事をしてれば嫌なことを考えないで済む。
掃除でもしようかな・・・・。
とりあえず体を動かしたかった・・・というか動かさないと余計な考えが頭をめぐりすぎた。
よし、綺麗になったな・・・久しぶりにピアノでも弾こう。
ピアノを弾いてると・・・心が落ち着いた。
何もかも忘れてピアノの音に集中する・・・・・。
1時間くらい弾いてたと思う。
はっと、夢から目が覚めたようなへんな感じがした。
私・・・今ピアノ弾いてたよね・・・・????
なんか変な感じ・・・・。
何か食べなきゃ・・・・。
食欲は全く無かったけど・・・・体力つけないとな・・・・。
てきとうにご飯を作っておいしくもなんともない物をもさもさと無理やり食べた・・・・・。
うっ・・・・
うえぇぇ・・・・
吐いてしまった・・・・。せっかく食べたのに・・・・。
気持ち悪いな・・・・。
ちょっと・・・横になろ・・・・。
眠った感じはあまりしませんでした・・・・。
なんか余計疲れたな・・・・。
ピンポーン・・・。
誰か来た・・・。
私「はい。」
B「俺」
私「はい・・・。」
ドアを開けます。
B「ただいま♪」
私「・・・・・・・・。」
B「おかえりは?」
私「お・・おかえり・・・・。」
Bが勝手に部屋に上がります。
B「このワンルーム広いよね~、結構家賃高くない?」
私「・・・・・・・・。」
B「ソースちゃんさ、食欲ないと思って。食欲が出るものを持ってきたよ♪」
ポケットから小さな袋を出し、紙袋からなにか大きなガラス製の筒のようなものを出しています。
B「キッチン借りるね~。あ、何か食べたんだ。偉い!」
B「冷蔵庫も借りるよ~。」
何か入れてます・・・アイス?
ガラスの筒に水を少し入れたようです。
B「ソースちゃんタバコ駄目みたいだから。」
B「水パイプならいけるっしょ?」
私「は・・・?水・・・?なに?」
B「あ~ソースちゃんもこうやって知っていくんだよねぇ~。なんか寂しいなぁ・・・」
私「は・・・?」
さっきの小さな袋から、葉っぱのカスのようなものを筒の先に詰めています。
B「入れすぎたかな・・・。」
B「よし、準備OK。おいで。」
私「なに?それもタバコなの?」
B「そうそう。外国のタバコ。」
B「前も言ったけど、煙を吸ったらできるだけ息をとめてね。」
私「なんで?」
B「そういうもんなのよ。これ」
Bは筒の先に火をつけ、パイプの中に煙を溜めました。
B「はい。この煙、全部すったらきついから、半分くらいかな?吸って、息を止める。わかった?」
私「いらないよ・・・・何か変わった匂いがするし・・・きついタバコは吸えないって・・・。」
B「す う の。すわないの?」
ちょっとした質問にプレッシャーをかけてきます・・・。
私「わかったよ・・・息をとめるって・・・・?」
B「普通にとめればいい。」
私はその筒の大きな口から、煙を吸いました。
なんか・・・いい匂いかも・・・。
B「そのまま!息を止めて!鼻からだすなよ!」
私「・・・・・・・・。」
B「胸張ってると息つづかないから・・・。」
B「まあいいか。」
B「まだまだ・・・・・。」
私「・・・・・・・・!!!!」
B「もう少し・・・」
私「うう・・・。」
B「吐く時は、口からゆっくり吐け・・・一度に吐くとむせるから。いいよ、吐きな」
私はゆっくりと口から煙をはきました。
私「何?これなんてタバコなの?香りが変わってるけど・・・。」
B「う~ん。おいしくない?辛くはないとおもうんだけどなぁ。」
Bも煙を吸います・・・・。
B「・・・・・・・・・・・・・・・。」
B「・・・・・・・・・・・・・・・。」
B「ふうぅ~。」
B「いいよ、これ。いいわ。」
私「何が?」
B「香りとか?」
私「そうなの?」
Bが煙をまた溜めます。
B「今度は思いっきり全部すって。肺を膨らまさずに、腹式呼吸のような感じ?」
私「なにそれ・・・もういいよ・・・一人で吸って。」
B「このタバコはみんなで回して吸うものなんだよ♪」
B「ほら。」
筒の口に口を当ててお腹から思い切り吸いました。
私「・・・・・・・・・。」
少し・・・喉が痛い・・・・・。
B「そうそう。そのまま。」
キィーーーーーーーーーーーーーーン・・・・・・・・・・・・
遠くから耳鳴りが・・・・。
B「息止めたまま、目をつむってみて。」
目を閉じます・・・・。
キィーーーーーーーーーーンーーーーーーーーーーーー・・・・・・
耳鳴りが右から左へ流れていくのがはっきり分かりました。
B「よし、結構息もつね・・・。」
私「フゥーーーーーーー・・・・・。」
B「どう?おいしいでしょ?」
私「なんか耳鳴りがした。」
B「そうかそうか。いい音だったろ?」
B「おれももう一回。」
B[・・・・・・・・。」
B「・・・・・・・・・。」
B「ふぅー。」
B「これは・・・このへんで休憩にするか・・・。」
なんだか耳の中が痒くなってきた。
視線が・・・・固まる・・・・・。
白い壁を見ると・・・・視線が・・・はがれない・・・・。
B「おい?ソース?」
はっと顔を上げて。Bを見ます。
B「わ、ソース。今可愛い顔したな~。」
Bの顔を見ます・・・・顔と言うか・・・・なんというか・・・・。
視線が・・・・固定され・・・る・・・・・。
私「ぶはぁ・・・!!!」
無意識のうちに、私は自分で息を止めていたようでした。
目を開けちゃ駄目だ!
目をつむると・・・・すごく綺麗な光のパレードが見えます・・・・。
B「おい~、何一人で楽しんでるんだ?」
私「え?」
私「今呼んだ?」
B「ええ、呼んだ。」
B「いいみたいだね。大成功♪」
B「さて、アイス食お~っと。」
B「ほら、おいしいよ?」
Bが私にアイスを手渡します。
手にアイスが触れたとたん、冷たくて落としてしまいました。
B「あ~あ~。」
B「ソース・・・最高になっちゃたか・・・お?俺も噛んでるな・・・」
B「ほら、口開けて。」
口をあけると・・・冷たくて、とろリとしたものが、ゆっくり口の中で溶けていくのが鮮明に分かります。
私「あ・・・・冷たい。」
ゆっくりと、喉を通って・・・胃の中に・・・冷たさがゆっくり広がっていく・・・・。
私「今・・・ここに・・・・。」
私「今・・・何食べたの?」
B「アイスクリーム。」
私「うそ・・・・すごくおいしかった・・・・。」
B「だろ?」
B「最高に旨いだろ?」
私「おいしい・・・なにこのアイス・・・・。」
B「スーパーカップ」
私「へ?」
B「美味しいだろ?」
私「おいしい。」
B「ほら、チョコもポテチもあるぞ、弁当もあるけど、食う?」
私「食べる!」
もう何を食べても美味しくてびっくりしました。
Bに何度美味しいねと言ったことか。
お弁当を食べ終えて、おいしかったとまた言っていると、Bがピアノをターーーーーーンと一音だけ鳴らしました。
ターーーーーーーーン・・・・・
音がずっと響いてます・・・・その音に吸い込まれそう・・・・。
B「いい音だな・・・・。」
Bが私の前に座ります。
少し、体を触っただけで、ビクっとしました。
B「わぁ・・・すげぇ。」
B「ソースちゃん・・・きまりすぎ。」
Bの顔から・・・視線が外せられません・・・・。
B「恥ずかしいなぁ・・・可愛い顔して見つめすぎ・・・」
キスが・・・すごい・・・・すごく気持ちいい・・・・あったかいな・・・・