人名系あれこれ(消化器系) | 診療情報管理士通信教育第85期生@福岡のブログ

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2014年7月入講生です。HIM通教生の皆さん、一緒に頑張りましょう!→2017年第10回認定試験合格。DPCコース第9期・腫瘍学分類コース第6期認定。
各記事は受講当時のものです。現在は他の資格にもチャレンジ中(詳細はプロフィールにて)

テーマ:
<人体>

・ダグラス窩
  →子宮と直腸の間の隙間。

・ファーター乳頭
  →膵管&総胆管から十二指腸へ繋がっている穴。小さく盛り上がっているので「乳頭」呼ばわりされている模様。

・ランゲルハンス島
  →膵臓の内分泌腺。群島っぽい感じで存在している。インスリンとかグルカゴンとか。

・アウエルバッハ神経叢
  →消化管の運動を司る。

・マイスネル神経叢
  →消化管での分泌を司る。


<病名>

・マロリー・ワイス症候群
  →嘔吐しすぎて吐血。大抵アルコールの飲み過ぎが原因。

・クローン病
  →全消化管(小腸・大腸に好発)に非連続性の炎症が生じる。厚労省指定の難病。
   潰瘍性大腸炎との区別をしっかり付けておくこと。


<症状>

・ブルンベルグ徴候
  →腹部の反跳痛(=押したときより離したときの方が痛い)
   腹膜刺激症状の一つ。筋性防御とセットで覚えること。腹膜炎・虫垂炎など。

・マックバーネーの圧痛点
  →右下腹部のピンポイントな圧痛。急性虫垂炎。

・クールボアジェ徴候
  →腹部表面から胆嚢を触知できる。膵癌・胆管癌など。

・マーフィー徴候
  →吸気時に右季肋部痛。急性胆嚢炎。

・シャルコー三徴
  →疝痛(間欠的で刺し込むような強い腹痛)・発熱・黄疸
   胆石症・胆管炎。

・レイノルド五主徴
  →シャルコー三徴+意識障害・ショック症状。胆管炎の重症型。

・グレイ・ターナー徴候(左側腹部)
・カレン徴候(臍部周辺)
  →急性膵炎。出血斑が出る。


<胃癌の転移>

・ウィルヒョウ転移
  →左鎖骨窩リンパ節(リンパ行性)

・シュニッツラー転移
  →ダグラス窩への転移(播種性)

・クルケンベルグ腫瘍
  →卵巣への転移(播種性。血行性の場合も)


<癌の分類>

・ボールマン分類
  →胃癌(進行胃癌)

・デュークス分類
  →大腸癌


<手術>

・ビルロートI・II法
  →胃部分切除後の吻合法。I法の方が自然に近いが、届かなければ無理。II法なら簡単。

・マイルスの手術
  →人工肛門造設術


※「クローン病」追記しました(2/11)