2017年5月のカード
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今月は再びプレアデスのエネルギーが人類を支援しに来ました。
今回は、「バランスの取れた関係」とはどんなものか、表面的な意味を超えたところで探っていきましょう。
このカードは、プレアデス人がまだ若かった頃の習慣やパターンに由来する古い傷が癒されたことを象徴しています。
その古い習慣のひとつは、自分以外の外側の何かにエネルギーを注ぐことです。
この傾向は、たとえば他人の人生を「直そう」としたり、自分を犠牲にしてでも他人の役に立とうとしたり、現実離れしたユートピアのような世界を描いて逃避したりと、さまざまな形で現れました。
以前も解説したように、こうしたパターンは、自分の影を見ようとしない傾向や、痛みを感じないように現実から気をそらす傾向など、プレアデス人の持っていた核心的なパターンから来ています。
多くの人間はすでに知っているように、この種のパターンを対人関係に持ち込んでも、嘘の自分を演じていることになるので、いずれ関係が破綻します。
すると人間はそこで関係を終わらせ、根本的パターンは全く変わらないまま別の関係に入っていきます。
これは当人がそのパターンに気づくまで続きます。
このことから、このカードの言っている「バランスの取れた関係」とは表面的な人間関係のことではなく、すべての関係性の原点である、自分との深い関係のことなのです。
自分の中に深く入り、判断せずに明晰に見つめない限り、こうしパターンは続いていくでしょう。
しかし自分を明快に見つめる作業に専念しはじめれば、エネルギーが奇跡的に変化します。
最初のうちは古い心の痛みがたくさん浮上してくるので、その中をうまく乗り越えていかなければなりません。
しかしここで十分な内的作業をすることで、古い痛みが解放され、真相がはっきりと見えてきます。
通常は、今まで自分にどんなことをしてきたかが見えてきます。
あなたは完璧主義の支配的な内なる暴君に屈してきましたか?
自分のエネルギーを他人に与えてばかりで、自分に与える分がすっかりなくなっていませんか?
自分の影と仲良くなりましたか?
何よりも、エゴではなく宇宙的な視点で自分自身の素晴らしさを受け入れましたか?
こうして自分の人間的な部分を判断せずに見つめることができれば、最も肝心な「内なる関係性」が育っていきます。
内なる関係性とは何でしょう?
色々な見方がありますが、ひとつは人間としての自分とスピリチュアルな自分と関係のことです。
あるいは、内なる男性性と女性性の統合と呼ぶこともできます。
色々な意味で、それはバラバラだった内なる側面たちが聖なる統合を遂げて自分の中に帰ってくるということです。
これはスピリチュアルな成長において極めて重要なポイントです。
何故なら、人間関係において、相手は自分を満たすための存在ではないことが分かってくるからです。
完全な自分になるためには、まずは自分に目を向けるしかないことが明らかになるからです。
完全な自分になってはじめて、他者との対等な関係が自然に育まれます。
ですが、これは多くの人にとって孤独な道です。他人に満たしてもらうことを求めなくなると、自分と同じ道を歩んでいる人としか付き合えなくなくなるからです。
この世界で色々な人間と関わっても、「誰かと一緒にいたい」という理由だけで人と付き合う必要はなくなるからです。
他者との関係は自分との関係を反映していることを自覚し、付き合う相手を思慮深く選ぶことになります。
プレアデス人人は、成長とともに上記のことを学び、最終的には自分との関係と他者との関係の両方をマスターしました。
人間も「こうでなければいけない」という偽りの概念から解放されて、もっと正直に生きることを学べば、同じようになれる素質を持っています。
このカードはプレアデス文明の第三期のエネルギーを持っています。
このカードを引いたということは、関係性のマスターとなったプレアデス人たちが、あなたが自己や他者との関係に目覚めるのを助けに来ているということです。
あなたの外側の現実が完全に変容するまでは、まだまだ内なる作業が必要でしょう。
勇気を出して、信じる心を持ってください。この道は今まで他の存在たちも歩いて来た道です。
その存在たちが今、あなたが本来の自分に戻れるように導いてくれています。
リサ&ジャーメイン