悲惨だった航海から生還してくると、人間は性(生)に執着するようになるのかもしれない。地元に戻り最初に会ったのは、やはりikだった。南方までの苦しい航海中、思い浮かぶのはikとの逢瀬のことばかりだった。そのことを心の糧として苦しい航海を乗り切れたと思う。
そのikを連れて、桜の元で撮れそうな撮影場所を探しながらK高原へと向かった。そのとき年齢には合わないことを承知しているミニスカートを、私の悪趣味だけで無理やり穿くように要求した。意外と似合うことを知っていたからだ。もちろん目的はikをよりエロティックにしたいため。ikはそんな私の馬鹿げた要求を素直に受け入れてくれた。助手席に座るikの、足の付け根まであらわになったむっちりとした太腿に時折目を泳がせ幸せな気分に浸る。ヌード撮影をする目的があるので最初から服の下はノーパンノーブラにさせている。撮影したときにそれらの跡が残る写真は、下卑た感じになっていただけないからだ。いやがおうにもときめきが湧き出す。車の中で気分が徐々に高揚していく。
満開の桜の下で撮りたかったのだが、途中これまで訪れていた様々な撮影場所は、ことごとく適当な桜が無かった。桜の下は諦めてドライブを続け、夕闇が帳を下ろす前になんとかK高原にたどり着いた。
当初の目的の場所ではなかったが、ここは二人が度々訪れるお気に入りの思い出の場所。少し風が強く肌寒い中で、さっさと服を脱ぎ捨てたikは車外に飛び出した。夕闇の中に白い裸身が映える。足早に野焼きをした後の草原に向かうikの後姿を、ファインダー越しに追いかける。シャッターを続けざまに押してその姿をメモリーに焼き付けていく。ikのすべての動作の中に詩的な美しさを感じて、その中でも一番美しい瞬間に、それらを全部写し込もうと、少し焦りを感じながらシャッターを押し続けた。少しずつ夕闇が紺の濃度を増していく危うい光の中で、白い裸身はさらに美しく自由に舞う。何の束縛も受けないikの自由なその肉体は、早春の息吹の中で、自然の恵みいっぱいの気を受け取ろうと舞う。惜しげもなくその裸身をさらし舞い続ける。被写体の中でもっとも私をインスパイア(触発)するikの裸身、五感すべてが高揚し至福の時を過ごす私は、すべての神経をikの裸身に集中させた。野焼きをした直後の、まだ生命が眠りに付いている黒い草原に夜の帳が下りる頃、ikの白い裸身は草原に溶け込んでいった。
自分の意図したものが、ikの裸体を通じて遥かに超越したすばらしい写真となって手元に残った。
○寺へと下る。河原の露天風呂に向かった。何もさえぎるものの無い脱衣所で、下に何も着けていないikは手早く衣服を脱ぐと、露天風呂へ降りていった。後を追いかけるように私も降りていく。二人で川床の湯船に浸かるとゆったりとした時間が流れ始めた。この温泉は二人のお気に入り。四季、いつ訪れても湯温が低めで泉質が軟らかで心地よく、それでいて冷めにくい。すぐ横を道路が走り、周りには何もさえぎるものが無い。女性が入るには勇気がいる温泉だが、ikにためらいは無い。
薄明かりに浮かぶikの裸身を愛でる最高の幸せ。ikの勇気に乾杯!湯船の中で重力を感じなくなったikの乳房が形良く浮かんでいる。それを見て愛おしく感じる幸せ。様々な幸せが私を夢の世界に誘い、和む気持ちを増幅させていく。
ikが疲れきった私の肩をやさしくほぐそうと寄り添ってきた。私の足の上に跨いだ柔らかなikの尻の感触を楽しみ、手を伸ばしてやさしく触れて、そっと撫ぜる。甘美な刺激が私の脳幹を電気のように走る。他愛ない話題をしゃべりながら、このまま時間の流れを止めたい二人は、川のせせらぎを聞きながら寄り添った。いたずら心で私の指をikの蜜壷の中に滑り込ませた。ikはまったく抵抗しないで受け入れる。二人だけの堂々とした秘め事。私の願望が叶う刹那・・・・
途中の町まで引き返す。1時間ほど後、今夜の二人が愛を営むホテルに着いた。ドアを開けると思ったより広いベッドルームが現れた。バスルームも清潔そうで好感が持てる。ビールを空け、しばし寛いだ後、ビデオ鑑賞する。おさだまりのビデオ画面の中で大胆に男女がうごめく。いつに無くikはそれを見ても嫌がろうとしない。むしろ楽しんでいるかのようだ。
ソファーからベッドに移り、服を脱ぎ捨て絡まりあう。そうしてikの開かれた足の間に顔を埋めて、少しずつ舌を使ってほぐし始めた。吐息が切ない声に変わり始めたころ、人差し指を敏感な膣に差し入れる。こうすることでikの性感は高まりを見せる。切なそうに身体をくねらせて、もっと高みに昇ろうと「あなた、あなた・・・気持ちいい・・・」と甘えの混じった可愛らしい声で答えてくる。ikの腰が、耐え切れずに小さく痙攣しながら上下にうねる。その姿を見て、私はめくるめくような幸せを感じさせられる。ホテルに備え付けられたマッサージ器のスイッチを入れた。それをikの敏感な膣の周りにあてがい、中に入れられた人差し指を膣壁に沿って動かす。ikはその強い刺激に、たまらず腰をくねらせてそれから逃れようとするが、私はかまわず膣と肛門の間にあてがい続ける。膣壁に這わせた指で内側からの愛撫を強めに続けていく。大きく喘ぎながらikが昇り詰めていくのが判る。途中、意地悪にクリトリスに器械をあてがうと、それだけは苦手と初めて本気に抵抗を見せた。もう一度、指を膣に入れたままマッサージ器をあてた。「言って、言って!」と、愛の言葉を要求してくるikの顔が紅潮してイクことが近いことを知らせる。耳元で「愛してる、好きだよ・・・」と何度もやさしく囁いていると、感極まったikは大きく身体をのけぞらせて「イクっ、イクっ!」と叫んだかと思うと大きく身体を跳ねさせながら果てた。呼吸が乱れ、艶かしくたわわな腰がヒクついている。豊満な乳房から汗が滴っている。なんて可愛いんだろう。「ik、大好きだよ」と心の中にその姿を焼き付けた。
ikが果てた後、二人でバスルームに向かった。
バスタブに浸かって少し休んだが、すぐに我慢出来なくなり私の方に後向になるように大きな尻を向かせた。ゼリーローションをikの身体中に塗りたくってそのまま挿入した。二人がひとつに繋がった。ikはうれしそうに腰を振って答えてくれる。身体全体のぬるぬるとした感触を楽しみながら、ikの腰を摑まえて、立ち姿で腰を打ち付けた。ikがタイミングよく「気持ちいい!」と言ってくれる度に男としての喜びが沸いてくる。私が愛して止まない豊満な形のよい尻が私の身体と打ち合って音を立てる。見えていなくても、前屈みになったikの大きく垂れ下がったふくよかな乳房が揺れているのが想像できる。ぬるぬるとした感触の乳房を弄る。ikの大きな喘ぎ声を聞きながら彼女の中で思い切り果てた。身震いするほど幸せを感じる瞬間だった。
二人で何事も無かったかのように、またバスタブに浸かった。ジャグジーのスイッチを入れてゆったりとする。穏やかな時間が流れ、身体と気持ちが解れていく。そこに果てた後の虚しさは微塵も無い。ただ充足感のみが私を支配する。しばらくして、いつものように私の身体を隅々まで丁寧に洗ってシャンプーをしてくれるik。当たり前のようにこれらの動作をきちんと繰り返し行ってくれるikを心から大切に思う。
バスルームから出ると、また生ビールを頼んだ。係りの従業員が持って来た時、ikを素っ裸になってもらったまま取りに行かせたい衝動に駆られたが、さすがに不謹慎かなと思い止まった。しかし、ikの身体を誰かれなく見てほしいという衝動はいつも心にある。写真を撮るたびに、「俺が愛している身体はこんなにきれいでセクシーなんだぞ!」と叫びたくなり、他人に見せたくなる衝動は収まらない。
自慢したくなるのも無理からぬikの身体。芳しい匂いを放つ、豊満な乳房、ふくよかな尻、手触りのいいビロードの肌、艶やかな髪、私が愛して止まない形のいい陰唇と、それを取り巻くよく手入れされた薄めの陰毛。すべてが芸術品に見える。ルネッサンス時代の裸婦(ヴィーナス)にも似たこの豊満な肉体が、私を愛の深みへと誘う。この肉体が私の愛撫で性に目覚めて歓喜に打ち震える。誰がこの誘惑に打ち勝つことが出来るだろう?
大好きなその肉体を光の中で眺めながら、再び全身をゆっくりと丁寧に愛撫していく。私はikに精一杯の愛を注ぐ。二人の感情がまた高みを目指し始める。ikがその足を開いた。足首を掴んで拡げると、その間に頭を埋めていつものように舌を転がしてクンニを始めた。丁寧に、丁寧に膣の回り、クリトリスの周りと、肛門を愛していると、ikの体液と私の唾液が混じって、濡れそぼった女性器は艶かしい光を帯びながら開いていく。クリトリスが少しずつ大きくなっていく。それに伴いikは大きく喘ぎながら、私に愛の言葉を要求してくる。「あぁ、あなた、あなた・・・Taka、言って、言って!もっと、もっと!」と。大きく開かれた足の付け根に息づくピンク色をした膣を目掛けて、私は自分を押し充て挿入した。二人が再び繋がってひとつになる。ikの喘ぎ声がひときわ大きくなる。私もその心地よさにたまらずうめき声を上げた。
キスをする。口の中でもどかしく二人の舌が絡み合う。背中に回したikの腕が私を引き寄せ胸が合わさる。腰を打ち付けているとikの足が私の腰に絡みつく。私を奥深くまで引き寄せるように、下から波打つような動作で大きく尻を打ち付けてくるik。膣の奥深くで私の精をすべて貪るかのように、狂おうしく腰を波打たせる愛おしいik。しっかりと抱きしめた私の両手の中で、至上の愛を受け取ろうとするik。愛おしさでいっぱいになりながら、私はまたikから幸せの絶頂を受け取った。
果てた後もikは私のジュニアを愛おしそうに手に取って口に含む。その口で愛の跡を拭い取ると、笑顔をこちらに向けて安堵したかのようにいたずらっぽい目を向けた。
私はikの傍で、安心して深い眠りについた・・・・・・・