ナワリヌイ氏は2011年2月のラジオインタビューで、プーチン氏の与党「統一ロシア」を「詐欺師と泥棒」の集まりだと断じ、市民の注目を集めた。同年末には議会選の大規模な不正疑惑を発端にした街頭デモで先頭に立ち、プーチン体制に反対する代表的な人物として台頭した。(ブルームバーグより)
STEP.1【AFP=時事】ロシアの反体制派指導者アレクセイ・ナワリヌイ(Alexei Navalny)氏が2月16日、懲役19年を言い渡され服役していた北極圏にあるヤマロ・ネネツ自治管区の矯正労働収容所(もっとも警備が厳重)で死亡したと刑務当局が発表![びっくりマーク](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/611.png)
ナワリヌイ氏は「散歩の後に気分が悪いと訴え、直後に意識を失った」という。「直ちに医療スタッフが到着し、救急班が呼ばれた。蘇生措置が行われたが、救急隊が受刑者の死亡を確認した。
2/16(金) 20:28
インタファクスが引用したFSINの発表によると、ナワリヌイ氏は「散歩の後で体調不良を訴え、そのほぼ直後に意識を失った」。医療チームも蘇生できなかったとされ、調査が行われているという。死因についての言及はない。
ナワリヌイ氏(47)はプーチン大統領を鋭く批判することで知られる法律家・反汚職活動家だった。
友人や弁護人は昨年12月、同氏と連絡が取れなくなったとソーシャルメディアに投稿。それから約3週間後に、モスクワ郊外の刑務所から北極圏に位置する辺地の収容所に移送されたことが確認されていた。
プーチン体制に反対する最もカリスマと人気を備えた指導者が排除されたことで、ロシア政府と西側諸国の緊張が一段と高まるのは必至だ。ロシアと西側の関係は既に、ロシアのウクライナ侵攻により過去数十年で最悪の状態にある。
(略)
さらに、動画共有サイトのユーチューブで政権幹部のぜいたくな暮らしぶりを暴露し続けた。とりわけ2017年に当時のメドベージェフ首相が所有しているとされる高級不動産を映し出した動画は再生回数が2500万回を超え、大騒動を巻き起こした。
一方、20年8月には神経剤による攻撃を受け、生命が危ぶまれる事態に陥った。この攻撃について、ナワリヌイ氏と西側政府はプーチン氏の秘密部隊による仕業だと非難した。
ドイツで治療を受けていた同氏は翌年1月、収監されると知りつつロシアに帰国、帰国直後に拘束されていた。
懲役19年の判決後のナワリヌイ氏のSNS
「判決の数字は私のためではない。あなたのためだ。 私ではなく、あなた方が脅かされ、抵抗する意志を奪われているのだ。 プーチンは目的を達成してはならない。抵抗の意志を失ってはならない」
プーチン大統領
ナワリヌイ氏の死亡の報告を受ける現時点でコメントなし(タス通信2月16日)
◆ユリア夫人
もしそれが本当ならプーチン大統領、彼のスタッフ、彼の友人、政府には、彼らが私たちの国、私の家族、私の夫に対して行ったことに対して罰せられることを知ってもらいたいです 彼らは裁かれることになるだろうし その非は近いうちに来るだろう(2月16日ミュンヘン安全保障会議での演説)
◆バイデン大統領
誤解しないで欲しい ナワリヌイ氏の死に責任があるのはプーチン大統領だ(2月16日ホワイトハウスでの演説)
ブリンケン国務長官
ロシアの刑務所での彼の死と一人の男への執着と恐怖は プーチン大統領が築いてきた体制の中心部の弱さと腐敗を強調するだけだ この責任はロシアにある
イギリス・スナク首相
ナワリヌイ氏の死去はひどい知らせ ナワリヌイ氏が"目覚ましい勇気を終生示した"
ドイツ・ショルツ首相
ロシアはもはや民主主義ではない ナワリヌイ氏が"勇気の代償を自分の命"で払った
フランス政府
ロシアの「抑圧」に抵抗したナワリヌイ氏が自分の命でその代償を払うことになった
ノルウェー・エスペン・バット・アイデ外相
ナワリヌイ氏の死去にロシア当局が多大な責任を負う
ゼレンスキー大統領
ナワリヌイ氏が「プーチンに殺されたのは明らか」で、「プーチンは自分の地位が安泰な限り、誰が死のうとも気にしない」と批判。だからこそ「プーチンを今の地位にとどめてはならない」し、「責任をとらせなくてはならない」
ナワリヌイ氏の「悲劇的な死」の責任を負うべきはロシアだけだ
北大西洋条約機構(NATO)のイェンス・ストルテンベルグ事務総長
ロシアからの情報に悲しみ、動揺している
●藤原学思氏Xより
カナダ
彼はそもそも投獄されるべきではなかった
エストニア
我々が対処せねばならないならずもの政権に関する嫌なリマインダー
ラトビア
彼は無惨にもクレムリンに殺された
リトアニア
彼は獄中死したのではなく、クレムリンが反対派を黙らせるために殺した
欧州連合(EU)は16日、ロシアの反体制派指導者ナワリヌイ氏の死亡報道を受けて声明を出し、「我々はロシアの政治指導部と当局の責任を追及する」と表明した。フォンデアライエン欧州委員長とボレル外務・安全保障政策上級代表(外相)の連名で出した。
2024/2/17 09:08
声明は、ナワリヌイ氏を「ロシアの民主主義者と市民社会に希望を与えた」と称賛する一方、ロシア当局について「合法的な反腐敗運動に政治的動機に基づく措置で対抗し、ナワリヌイ氏を厳しい流刑地に送り込んだ」と批判した。そのうえで「全ての事実」の公表と政治犯の即時釈放を求めた。
2024年2月16日 21時14分
◆Akiyoshi Komaki 駒木明義@akomaki
ロシア連邦刑執行庁ヤマロ・ネネツ自治管区事務所発表。 「第3矯正コロニーに収容中のナワリヌイ受刑者が散歩の後、気分が悪くなり、すぐに意識を失った。緊急医療チームが呼ばれ、必要な蘇生措置はすべて実施されたが、良い結果は得られなかった。救急医師チームは、受刑者の死亡を確認した」
Akiyoshi Komaki 駒木明義@akomaki
直接の死因がなんであれ、国家によって殺されたことに違いはないでしょう。 収監されなければ、こうした死に方はしなかったでしょうから。 ノビチョクの後遺症だったとしても、同じことです。
モスクワの外傷学者は2014年のクリミア併合に反対し、本格的な侵攻が始まった後、ロシア連邦を離れエストニアに向かった。彼は定期的にキエフを訪れ、ウクライナ軍の軍関係者のために一日に数回の作戦を実施している。
2024年2月5日22時30分
「私たちはもうたくさんだ。私はロシアに59年間住んでいた。私はロシアのためにできる限りのことをした。私はロシアのヨーロッパの道を夢見ていたが、ロシアはファシストの道を選んだ」と彼は説明した。
【再稿】
2020-08-25 22:02:42
アレクセイ・ナバリヌイ氏
2年前 ロシアに殺されるかもしれないと語る 命を狙われたのはこれが初めてではない
2020-08-21 22:23:11
2021-02-05 20:56:52
2021-03-30 23:22:42
2022-03-03 21:48:56
2022-05-29 19:03:43
2023-08-05 18:43:04