キュヒョンのとこ・・・
もちろんお前がウケだよな?」
---って、こいつ、いきなり何言ってんだよ!
あまりにもストレートに聞いてくるから口いっぱいにいれてた
ラーメンを吹き出しちゃったよ
「あ~あ、何やってんだよー」
「それはこっちのセリフだよ。お前がいきなり変な事いうからだろ」
「別に変な事じゃないだろ?事実だし」
---そりゃー事実ですよ。
事実ではあるけど、公言する必要あるのか?
「お前んとこはわかりやすいんだよ
見ての通りだから」
---え ?
それって見た目で決まるのか?
「だから、そういう事、真っ昼間からシレッと聞くなよ」
---思わず突っ込む
「でもお前さぁ、先生が大きいからお前が小さくみえるけど、
実際、先生の次に大きくて、もし仮に俺とかソンミニ相手だったら
どっちだったと思う?どーみても逆だよなぁ~」
---だから、それって見た目なのか?
「お前、ホントにいい加減にしろよ。どうしたんだよ」
---っつか、なんなんだよウニョク
「ヒチョル先生とドンへ先生はヒチョル先生が完ぺき受けだし・・・」
「えっ?!うそっ!?マジか?」
---今度はトッポッキ吹き出しちゃったよ
「はぁ?何だよ~おまえさぁ、本当にわからないのか?」
「逆だと思ってた・・・」
「ドンへ先生、あぁ見えてすごいらしい
確かにいいカラダしてるし、やさしいし
ヒチョル先生、ベタ惚れだ」
---はぁ?
すごいってなんだよ
ああ見えての"ああ"ってなんの"ああ"なんだよ
「お、お前、何でそんなこと知ってんだよ」
「ヒチョル先生が教えてくれた
まぁ、あれは惚気だな・・・」
---惚気???
一体いつそんな話ししてたんだよ
「ヒチョル先生 、あの最中にドンへ先生に
『誰よりもきれいだ』
って言われるのが1番萌えるんだってさ
ホントにきれいなんだろうなぁ・・・」
---想像するなよ!
っつか、そんな事まで話してるのかよ!
何の集まりだよ!
---あれ?
もしかして・・・
「あのさぁ、まさかその時、シウォン先生・・・」
「あぁ。居たよ。もちろん」
---マジ?
マジで?
それで?
「お前さぁ・・・可愛いな・・・」
---えっ?
何聞いたんだよ
やめろよ!
何さわやかにニヤケてんだよ!!
「惚気方がハン パなかった」
---ハンパないって・・・
想像つくからやめてく・・・
「そうそう、背中の爪痕・・・」
---まさか・・・?
動悸が・・・
み、水・・・
「嬉しそうに見せてくれた
あれは惚気というより自慢だな」
---ぶはぁー!!
思いっきり水吹いた
先生、全く何やってんだよ!!
バカじゃないのか?!
「お前、愛されてんなぁ・・・」
---ち、ちがうだろ?
方向性、ちがうだろ?
「俺さぁーずーっと思ってたんだけどぉー、
シウォン先生・・・
Mだよな。」
---びっくりして、コップひっくり返しちゃったよ
「えっ?そ、そんなこと・・・」
「また、またぁ~、そんなの、いっつも見せつけられてるんだからわかるにきまってんじゃんか」
---へ、変な汗出てきた
「まぁ、とにかくお前しか見えてないな。」
---まぁ、確かにそれはそうだな
って認めてどうする
「甘えてくるくせに、こっちが油断すると、限りなくブラックで、でも実は天然で、ほっとけない・・・って」
---めまいで頭がクラクラしてきた
「お前さぁ・・・かわいいな・・・」
---なんだよそのニヤケた顔は
「いったいどこで何の集まりだったんだよ」
「うち」
「いつ」
「この前」
「俺が 夜勤のあの日?」
「そうそう」
「なんでそうなった?」
「お前のシウォン先生がお前がいなくてさみしいって押しかけてきたんだよ」
「ヒチョル先生は?」
「ドンヘ先生が当直でつまんないって来てた」
「わざと俺たちの甘い夜を邪魔しにきたとしか思えない」
「甘い夜・・・って」
「そう、甘い夜」
---そういうこと真剣な顔していうなよ
こっちが恥ずかしくなるじゃないか
「・・・でそっちは?どっちなの?」
---期待を込めた目で俺を見ているから聞いてやった
「やだなぁ、キュヒョン、お前エッチだなぁ~」
「エ、エッチって・・・な・・・」
「そんなに聞きたいならしょうがない」
「いや、いい」
「まぁ、まぁ、まぁ」
---ほん とにいいんだってば
聞いてほしそうだったから聞いただけだから
出来れば聞きたくない
「両方!」
「りょ、両方?」
---しまった
思わずくいついちゃった
「そ!」
---そ!って、何誇らしげに言ってんだよ
「最初はさ、もちろん俺がウケでさ~」
---その、思い出しながらニヤケんのやめてくれよ
「でも、俺を抱いてくれてるトゥギ先生見てたら
なんだか俺、ものすごーくたまんなくなって
今度は俺が抱いてあげたくなっちゃって・・・」
---あぁ、あぁ聞こえなーい
っつ か、こんなの聞いてらんない
アホすぎて付き合ってらんない
「俺さぁ、ほら、イトゥク先生にベタ惚れだろお~
先生、俺の事宝石だっていってくれるんだよぉ~
キラキラ輝いてるって・・・
大好きな先生にそんなこと言われたら
俺さぁなんだかさぁ・・・」
---おいおい、今度は泣き出したよ
なんで泣くんだよ
「俺、ほんと幸せだなぁ~って・・・」
---あぁ、あほらしい
なんでこんな惚気聞くはめに・・・
「お前さぁ、シウォン先生にちゃんとやさしくしてやれよ」
---やさしくってなんだよ、やさしくって
じゅーぶんしてるつもりな んですけど?
「シウォン先生、お前のことなんて呼んでくれてるか思い出せよ」
---いや、大きなお世話だから
「なんて呼ばれてるんだっけ?」
---だから、そんなこといいから
「キュ~ヒョ~ナァ~なんて呼ばれてるんだっけ?!」
「え・・・えっと・・・まぁ、なんていうか・・・」
「ほら、言って!」
「俺の天使・・・」
---ばかやろう
こんな恥ずかしいこと言わせんなよ
「出た、天使~!!!そんな事言ってくれる人他にいるか?」
---いるわけないだろ
そんなこっぱずかしいこというやつなんて
「ふふふ・・・」
---なんだよ
また思い出し笑いしやがって
今度はなんだよ
「イトゥク 先生のえくぼ・・・
あれ、すっごくいいと思わない?」
---え?えくぼ???
「えくぼ作りながら”ヒョク”って呼ばれたら、俺・・・なんでもしちゃう」
「ちょっと待て
えくぼだったら俺のシウォン先生だって負けてないからな」
---って、俺、何ムキになってんだよ
---でもえくぼは譲れない
「あぁ、確かにシウォン先生もえくぼだな・・・
ま、俺の先生のえくぼにはかなわないけどな
ふふん」
---ふふんってなんだよ、ふふんって
「お前の先生のえくぼは片えくぼじゃないか
俺の先生のえくぼは両方にくっきりでるんだぞ」
「片えくぼで悪いかよ!俺には最高なんだよ!!」
「俺にとっても先生のえくぼは世界一なんだ!!
なのに、あの人は誰にでもえくぼの安売りするんだから・・・
俺だけのえくぼなのに・・・
あっちでえくぼ、こっちでえくぼ・・・
お前はえくぼ製造器かってんだよ・・・」
---ん?
なんで急にだまってんだよ
なにみてるんだよ
なに満面の笑みで目をキラキラさせてんだよ
「キュヒョナ・・・お前マジ今乙女」
---はぁ?
乙女・・・って
なんだよそれ
「ば、バカなこといってんじゃねーよ」
---か、顔が熱い・・・
耳も熱い・・・
「お前・・・今真っ赤だぞ」
---ひゃぁー!!!
う、うるさいっ!
だまれっつーの!
「でもさぁ~、なんだかんだ言っても俺達さぁ、しあわせもんだよなぁ~」
「え?」
---な、なんだよ
急にしんみりしやがって
忙しいやつだなぁ
「あんないい人達と一緒にいられてさぁ・・・」
---まぁ、たしかにそれは・・・
「あぁ~、早く帰ってこないかなぁ~、先生。」
・・・・・
「お前、早く会いたくないのか?
シウォン先生に」
「ん?・・・あ、あぁ・・・まぁ・・・それは・・・」
---やめろよ
なんか、悲しくなってきたじゃないか
「はぁ・・・」
「はぁ・・・」
---ヤバい・・・
俺、ホントに会いたくなっちゃったよ
「遅いなぁ~、先生達」
---確かに遅い
「俺、ちょっと迎え行ってこようかなぁ」
えっ、ウニョク、だってふたりは
「お前は?いかない?」
---いや、だってふたりは
すぐそこのコンビニ行っただけだぞ?迎えにいくったって・・・
「ほら、ほら」
---ちょ、ちょっと待てって
焦らすなよ
「あっ、先生たちだ!」
---おいおい、そんな手とか振っちゃって子供かよ!
---えっ、かけてったよ
---うわっ!抱きついたっ!
あっ、イトゥク先生うれしそう
ヒョクの頭、くしゃくしゃってしてるよ
---なんか・・・いいな・・・
あんな感じ
「ヒョン、お帰り・・・」
---とりあえずヒョクの真似して
笑ったつもりだけど、どうも違かったらしい
先生が苦笑いしてる
---でも、俺、ヒョクみたいにできない
---あっ、えくぼ。見惚れちゃうなぁ・・・
---やっぱり素敵だなぁ
---でも、ヒョクみたいに言えないしできないしな
---あっ、先生が、頭ポンポンって・・・
あんな引きつり笑でも
先生は返してくれるんだなぁ
抱きついてみちゃおっと
「ヒョン・・・」
---うわっ!先生何でそんな驚くんだよ
「シウォン先生、それ、甘えてるつもりなんだよきっと」
---うわっ!、ヒョク、余計なこと言うなよ
「ち、違うよ・・・」
---やっぱ俺無理!さっさと部屋戻ろ・・・
---うわっ、先生、追いかけてきて手を繋いでくれた・・・
---・・・なんか、俺、うれしい・・・
「ヒョク!やっぱり俺の先生が一番だからな!!」
「違うって、こっちが一番だって!!」
「よし、部屋に戻って決着つけるぞ!」
「望むところだ!!」
そんなこんなで
愛方自慢はまだまだ続く・・・

