星煌学院大高校の水野です。
いよいよ2/22(木)の愛知県の公立高校入試が迫ってきました。
今回は公立入試の理科の大問2~5の要注意単元や予想について書きたいと思います。
また、大高校では新年度生絶賛募集中です。将来希望の高校へ行くには、小学生や中1からの早めの通塾をおすすめしています。よろしくお願いします。(2/17土 11:00に説明会あります)
愛知県公立高校入試「理科」
【大問2 生物】
2023 植物(蒸散)
※以下 A日程 / B日程
2022 遺伝 / 植物(光合成)
2021 植物(蒸散) / 動物(消化)
2020 食物連鎖 / 動物(感覚器官)
2019 遺伝 / 動物(消化)
2018 植物(光合成) / 細胞分裂
2017 植物(蒸散) / 動物(消化)
2016 遺伝 / 動物(感覚器官)
2015 動物(分類) / 食物連鎖
2014 植物(光合成) / 動物(消化)
(緑が1年2年植物/赤が1年2年動物/青が3年細胞遺伝)
今年は動物か3年生内容の可能性が高い。動物であれば出題しやすいのは圧倒的に消化酵素の実験。対照実験を増やした複雑な実験文を作ることができる。定期的に出題されているが、ここ2年間出ていない。3年生内容であれば遺伝の実験と微生物の実験(食物連鎖)。ポピュラーなのは遺伝だが、微生物が3年間出ていないのが非常に気になる。遺伝であればかけ合わせを増やし、微生物であればやはり対照実験。生物は内容自体が簡単なので、今はいかに実験を複雑にしていくかという傾向のど真ん中にいる。
【大問3 化学】
2023 気体発生
2022 中和 / 熱分解
2021 銅とMgの酸化 / 水溶液
2020 還元 / 水素の燃焼・電解
2019 気体発生 / 中和
2018 銅とMgの酸化 / 電解・中和
2017 還元 / 気体
2016 水素の燃焼 / 電池・中和
2015 中和 / 気体発生
2014 銅の酸化・還元 / 水素の燃焼
(緑が1年物質/赤が2年化学変化/青が3年イオン)
大前提として1年生化学の大問はあまりない。2021Bはコロナで3年のイオンが大問で出題できず、1年の水溶液が採用されたと推測できる。今年も2年生内容か3年生内容になる可能性が高い。2年生内容であれば、銅とマグネシウムの酸化、酸化銅の還元、水素の燃焼。3年生内容であれば、中和(塩酸と水酸化ナトリウムか硫酸と水酸化バリウム)、塩酸と塩化銅の電気分解、そして化学電池。教科書改訂で大きく追加された「イオン化傾向のマイクロスケール実験」と「ダニエル電池」出題の機はついに熟したか。
【大問4 物理】
2023 力(運動とエネルギー)
2022 電流(磁界) / 力(仕事)
2021 電流(静電気) / 電流(水の温度上昇)
2020 力(浮力) / 電流(回路)
2019 電流(磁界) / 力(運動とエネルギー)
2018 力(仕事) / 電流(水の温度上昇)
2017 電流(回路) / 力(運動)
2016 電流(磁界) / 力(仕事)
2015 力(運動とエネルギー) / 光
2014 力(運動) / 電流(回路)
(緑が1年光音/赤が2年電流/青が1年3年力)
大前提として1年生光音の大問はあまりない。コロナで3年の力が大問で出題できなかった2021は、AとBの両方電流という徹底ぶり。ずっと力電流がABで仲良く出題されてきたが、一元化した去年は力を選択している。なので今年は電流の可能性が非常に高い。電流は、回路計算主体の問題、電力と水の温度上昇の問題、磁界を融合した問題の3つのタイプに分かれる。2022Aで磁界を主体にした問題が出ているので、今年は回路主体か水の温度上昇の可能性が高い。そしてそれは同時に、計算量が増えることを意味する。
【大問5 地学】
2023 天気
2022 地層 / 天体(前半)
2021 天気 / 地震
2020 天気 / 地震
2019 天体(前半) / 地層
2018 天気 / 地震
2017 天体(後半) / 地層
2016 地震 / 天気
2015 天気 / 天体(前半)
2014 天体(後半) / 地層
(緑が1年火山地震地層/赤が2年天気/青が3年天体)
今年は地震か天体の可能性が高い。天体は季節の変化までの前半部分と、月や惑星が入る後半部分の2つのタイプに分かれる。最近は季節の変化で終わる大問が続いている。天体最初の太陽の日周運動の観察が、問題文の導入として作りやすい。反対に後半部分の大問は、2017A月や2014A惑星まで遡らなければいけない。しかし後半にも重要問題はたくさんある。月金星の見え方はもちろん、日食月食の欠け方、金星の公転周期の計算、黒点の計算、各惑星の位置関係や知識問題など。ヤキンドゥーエでキラ・ヤマトを倒すには、プロヴィデンスガンダムを起動する以外に方法はない。残り期間、過去問や問題集で天体に限らず有名問題を再度確認することが必要になってくる。