同じ物 | 毎日ブログ

モデルはアッバース朝の宰相ヤフヤー・イブン=ハーリドの次男ジャアファル・イブン=ヤフヤーである。実際のジャアファルは気さくな性格で、庶民に人気が高かったにもかかわらず、突然の粛清にあい一族もろとも首を刎ねられた悲劇の貴公子であったとされ、極悪人として描かれたジャファーとは大きく異なる。
イアーゴ(英語版)(Iago)
ジャファーのペット兼参謀役である、赤い羽毛と紫の尾羽を生やした極彩色のオウム。一見ごく普通のオウムだが、実際は流暢に人間の言葉を話すことができる。声真似が得意であり、それで相手を騙したり、自画自賛したりする。一人称は「オレ」。
怒りやすく口の悪い毒舌家だが、憎めない性格。悪知恵も働くようで、魔法のランプを入手することに失敗した後、ジャファーがジャスミンの夫となる形で王位に就いて彼女とサルタンを追い出すことを提案している。ジャファーには信頼されているが、うるさがられたり、都合が悪くなると八つ当たりされることも多い。サルタンに食べさせられるカビの生えたクラッカーが大嫌い(サルタン本人は知らない様子)で、復讐として食べさせたこともある。最後はジーニーと化したジャファーがランプに閉じ込められる際に逃亡を図るも、ジャファーに捕まれて共々ランプに閉じ込められた。続編ではジャファーに愛想を尽かしランプから脱出、アラジン達の仲間を経て、完結編ではアラジンの父カシームの生き方に触れ、カシームの仲間になる。
衛兵(The Royal Guards)
衛兵隊長のラズール(Razoul、小説版での表記はラザウル)率いる衛兵部隊で、泥棒稼業のアラジンと日々敵対している。全員悪人のような人相。
表向きではアグラバーに仕えるが、その実態はジャファー個人の部下であり、彼の命令でアラジンを冤罪で捕らえたり、海底に沈めて殺そうとした。内心ではアラジンの肩を持つサルタンやジャスミンの事もよく思っていない。以後の続編やテレビシリーズではジャファーが追放された為、サルタンの部下として登場するものの、未だにアラジンを毛嫌いしている様子で、隙あらば殺そうと目論んでいる。
その他
サルタン(Sultan)
アグラバー国王で、ジャスミンの父親。ジャスミンは「お父様」、従者及びアラジンは「陛下」と呼ぶ。
非常に小柄で太った体型の、白髪と髭に顔を覆われた老人。ジャスミンの母である妻を亡くし、ジャスミンの将来を案じて結婚を急かしている。動物や玩具が好きで、人をすぐ信じる好々爺。たびたびジャファーの催眠術で操られては、言いなりになっている。毎回イアーゴが嫌がっているのを知らずカビの生えたクラッカーを与えているが、ジャファーにアグラバーを支配された時は仕返しに同じ物を食べさせられた。事件後はアラジンとジャスミンの結婚を認めた。