こちらの続き

 

 

 

 

「自分も参加したいから、時間を引き伸ばして欲しい。」

 

 

 

そう言われたら、やっぱり相手のためを思って、引き伸ばしてあげたい!

 

 

そう思うのは至極当然の事で、私もそうしてあげたいと思ったのは事実だ。


 

 

でも、今回のオラクルカード1枚引きライブ配信は、自分にとって初めての試みで、正直なところどう転ぶか全く見当がつかなかった。

 

 

人があまり来なくてすぐに終わるかもしれない。

ライブ配信自体がうまくできないかもしれない。

 

 

そんな状況の中で、社交辞令のように簡単に軽く「はーい!来られるまで引き伸ばしますねー」と約束してしまっていいのだろうか?約束はできないと言った方が良いのでは?

 

 

 

そう思う私に、もう一人の自分が話しかける。

 

 

 

参加すると言って下さっている数少ない方の1人だよ。約束できないなんて言ったら、もしかしたら気分を害して来てくださらないかもしれないよ・・・それってもったいなくない?来てくれるまで待つだけじゃん!引き伸ばしますね♪って答えておけばいいよ!

 

  

 


確かにそれをするのは簡単だ。そうしておけば角が立たないかもしれない。でも・・・

 

 

 

今回はそれはしたくなかった。

それをしようとすると、とてつもなく気が重くなってしまったから。

 

 

 

自分の本音は何だろう?

 

 

 

参加したいと言ってくれてる。

それは凄く嬉しい!!!これは本当だ。

 

 

でも・・・正直なところ・・・ 

そう!時間を気にしたくなかったのだ。

 

 

今回は初の試み。その瞬間瞬間に集中したい。

だから、気になるようなことは極力なくしたかったのだ。

 

 

 

今回の1枚引きは、私自体は登場しない。お人形を2体使って、声色を変え、1人で2人分のやり取りをする。いわゆる、一人の即興芝居だ。

 

 

台本もない。即興で役を演じながらカードのリーディングもする。時間を気にしていたら、たぶんできない。そう感じていた。

 

 

だから、時間を伸ばして欲しいという要求に対して「それは約束できない」という思いが湧き上がってきたのだと思う。

 

 

 


 

 事情を説明して、もしそれでその方が気分を害してしまったら・・・申し訳ないがその時はその時だ。

 

 

 

私は、私のやりたいを形にしていきたい。

 

 

 

私がその自分の意志に従って、それでもしご縁が離れてしまうなら、それは致し方ないことなのだと思う。

 

 

 

 

でも、たぶん大丈夫って確信もあった。

私の投稿をいつも読んでくれてイイネやコメントをしてくださっているということは、少なくとも現時点では何か共鳴するような部分があって、波長が合うからご縁が出来ている方なのだと思っているから。

 

 


そんなことを自分の中でしている間にコメントは4件になっていた。


よし!見てくれる人がいるぞ!あとはやるだけだ!



そう思い、家の掃除やら出かける用事などを済ませて帰宅すると、ライブ配信開始まで残り約1時間になっていた。





つづく・・・