ピンポ~ン
ん?郵便さん?何かな?
玄関に向かうと、大きな青い段ボール箱を抱えた配達のお兄さんが立っていた。
夫宛ての荷物かと思いきや、段ボールには、アニメ「ワンピース」のキャラクターたちがデカデカと描かれ、大きく青い文字で「でっかい夢を乗せていざ出発!」と書かれている。
めちゃくちゃワンピース主張してる!えっ?何頼んだっけ・・・あ!あれか!・・・届くの早っ!(笑)
少しニヤニヤしながらサインをして受け取り、娘の元へ持っていく。
「じゃ〜ん!もう届きました〜!」
「うわ・・・箱すごくない?・・・」
眉間にシワを寄せた娘。思春期の娘には、キャラクターバリバリの段ボール箱はちょっと抵抗があったようである。
とは言え、段ボールを開ける様子から心が弾んでいるのがわかる。
小学校の4年生までやっていた進研ゼミ。
ゲームやチャットばかりやって、全く勉強の教材をやらなくなってきたため辞めさせたのだが、中学入学を前に、やはり少し不安なのか、また進研ゼミを再開したいと言ってきた。
「とりあえず1年間ね。それであまりやらないようなら辞める。それで良い?」
娘は目をキラキラ輝かせて頷いた。
正直、6年生のとき、辞めさせない方が良かったかな?と思った時もあった。不登校気味になっていた娘。学校を休みすぎて、勉強についていけなくならないかな?なんて心配したことがあったのだ。進研ゼミやってたら、休んでる時もそれをやらせられたかなーなんて・・・
でも、当の娘は、そんな心配は全くしてなくて、学校に復活してから教えてもらって何とか理解できるようになっていた。
心配しなくて良かったか。そうだね、これは娘の問題。親は心配しすぎず、こどもを見守ってあげる。それだけで良かったんだと、その時改めて気づかされたものだ。
さて、届いたからといって、すぐやれるわけでないのが最近の進研ゼミ。
自分が子どもの頃は、紙のテキストだったが、今や主流はタブレット。
そう!まずはタブレットやら何やらの設定作業があるわけで・・・
うぉ・・・
機械音痴な私は、説明書を見るだけでちょっと怯む。
でも、機械音痴だから〜とか何とか言ってられない。これからの時代、機械とも仲良くなれないと正直色々厳しいのが現実。
学校からのお便りもネットで閲覧するような形になり、学校の教科書もこれから電子になっていくとかいう噂もチラリと耳にした。
できな〜い、わかんな〜い
とか言ってる場合じゃないな。
よし!
気合を入れて、いざ初期設定!!!
あら?意外と簡単にできましたw
苦手だと思っているのは自分の思い込みかも・・・。苦手だと思うから余計に苦手な気がしてやらなくなって苦手になっていく。
悪循環の出来上がりだ。
確かに最初は慣れなくて大変なこともあるかもしれない。でも、やっていくうちに慣れるものだ。それが人間のすごいところでもあるわけだから、その力、存分に使わないともったいないよね。
無事に設定完了!
わからないことはわかるようになればできるようになる。
わからないままにするからできないのだ。
自分が嫌な気分を味わわなくて良いように、わからないはわかるにしていく努力はしていきたいと私は思っている。実際にできるかはやってみないとわからないけどね