あいつにそろそろ手を付けるか・・・

 

 

まだ少し肌寒い3月。小学校を卒業する3月。

娘がぐちゃぐちゃになんでもかんでも仕舞い込んだクローゼットに、立ち向かうときが来たようだ。

 

 

 

4月から中学生になる娘の部屋には、夫が若かりし頃に買ったゼブラ柄の2人掛けソファと、夫の洋服を入れた衣装ケースが2つ置いてあり、衣装ケースの上には殆ど履いていない靴の山が収納ケースに入っておかれている。 

 


お年頃の娘は、友達を家に呼ぶことが増えてきたからか、この夫のモノたちが気になり始めたようだ。

 

 

「ねえ、このソファ、柄がどうにかならない?」

「ねえ、この靴の山、なんか嫌なんだけど。」

 

 

 

たしかにこの柄は・・・正直言ってダサい・・・ 

 


私と付き合っていたころからあったそのソファ。私の前に夫が付き合っていた彼女との写真にもそのソファが写っているのを見たことがあり、その彼女がゼブラ柄のクッションを持っているのも目にしているので、おそらく、元カノのセンスなのではないかと思っている。 

 

いや、夫もゼブラ柄のタンクトップを持っていたから、夫の趣味か?いや、それも元カノがプレゼントしたものかも・・・・なんて、そんなことは今となってはどうでもいい話だが、とにかく、そのソファの柄は私と娘の好みとは合わない。

 

 

「ソファは、何か布を買ってかぶせよっか?」

「靴の山は・・・ママの部屋に移動させるか。」

 

 

 

夫の部屋は、置くスペースがない。趣味のモノで溢れかえっているのだ。娘の部屋に置かれている衣装ケースの服たちは、いつ袖を通しましたか?というものばかり。私だったらすべて処分してしまうが、夫はまだ着るかもしれないと言っているため、捨てるに捨てられず、ただただ部屋に鎮座している。 

 

動かすとしたら、私の部屋のクローゼットの中が候補となる。が、私が今使っている部屋は、もともと娘が部屋として使っていて、クローゼットは娘が自分でなんだかんだと収納・・・いや、収納というより、ただものを突っ込んだ、見るとギョッとするような状態にしていて・・・あ・・・まるで夫の部屋と同じ状態だな。恐るべし遺伝子。たはは。




というわけで、クローゼットの整理を開始し始めることにした。

 


 断捨離を始めるといろんな問題が浮上してくることは、身を持って体験していた。前回は夫との関係について大きな動きがあり、苦しみやら悲しみやら何やらかんやら味わってなかなかきつかったが、ちゃんと向きあったおかげで、自分の1番楽な関係性に落ち着くことができた。


今回の断捨離は、きっと娘との関係性の改善が課題としてやってきそうな気がしている。




・・・と昨夜ここまで書いて、明日にでも投稿するかなと思っていたら、翌日(つまり、投稿しようと思った今日)、娘が喉が痛いと言い出したガーン


マジかー!今週金曜日卒業式やで!

風邪だけは風邪だけは、ひかないで!

ひいちゃったとしても頼むから長引かせないでー!


とすでに心を乱されそうな予感・・・



どうなることやら・・・




大丈夫。

慌てるな。

流れに身を任せよう。



そう自分に言い聞かせて、布団に潜りこんだ。