トランプのピラミッドという遊びは
成功できるわけがない。
私はずっとそう思っていた。
それが、娘の一言で、こんなにも視点が変わって結果がついてくるなんて・・・
この世は自分の思ったようになる。
改めてそう感じた。
ピラミッドというトランプ遊びは、小学生の娘が2.3年前に教えてくれた。
色々ルールは地域によって違うのかもしれないが、娘が学校でお友達から教えてもらったルールは以下の通り。
カードを裏向きにして、カードを1枚おいたらそのカードに重ねるように左下右下に1枚ずつおき(これが2段目で横に2枚並ぶ形)、今度はその2枚のカードに重ねるように、カードをおく(これが3段目で横に3枚並ぶ形)。
ピラミッドのような形を作っていくのだ。これを6段目まで作ったら、7段目は表向きにして同様に重ねておく。
ここまで準備できたらゲームスタート!
あ、これは1人で遊ぶトランプゲームである。
まず、場で表向きになっているカードの中で2枚を足して13になるカードがないか探し、あればそれを取ることができる。13のKINGは1枚で取ることが可能だ。
裏向きになっている場のカードは、重なるカードが取られてなくなったら表向きにすることができる。1枚でも重なっていたら裏返すことはできない。
場のカードだけで足して13になるカードがなくなったら、手持ちのカードから1枚引いていく。表向きになっているカードの中で、引いたカードと足して13になる組み合わせがあったら、そのカードを取ることができる。例えば引いたカードが4だったら、表になっているカードの中に9があれば9を取り除ける。
そうやって続けていって、場のカードがすべてなくなったら成功!手持ちのカードがなくなって場にカードが残っていたら失敗である。
一度やってみたらわかるが、簡単なゲームではあるがなかなか成功の可能性は低く、かなり運が必要である。
今まで何十回とやってきたが、一度も成功したことはない。
「こんなの無理じゃない?1番上の1枚がK(キング)じゃないと成功できないじゃん!何分の一の確率?これってかなり運がないとできなくない?」
お正月に帰省した際にも何度かトライしたが、成功する気がしない。思わずいつも思っていたことが口からこぼれた。
それを聞いた娘が一言、
「え?手持ちが最後まで残ってたら、足して13にするのもありじゃん!」
と。
あ、確かに・・・
そう言われたら何だか成功するイメージが、簡単に湧いてきて何だかできそうな気がしてきた。
それからやり続けること数回・・・
ガッツポーズで私は叫びながらこたつで後ろに倒れ込んだ。
喜びが細胞1つ1つに行き渡っていくようだ。
感無量。
私が先に成功してしまったので、隣で娘はいじけていたが。
しかも成功したときは、1番上のカードを1枚残して手持ちのカードがなくなり、最後の1枚をめくってキングだったら成功というドキドキの展開!
そしてめくると、K(キング)!!!
うぉーーーー!!!
最高な年始を迎えた。
絶対無理だと思ったら絶対無理だ。
しかし、できると思ってやり続けたら必ずできる。時間はかかるけどね。
意識の持ち方って、マジで大切