あれ?戻ってきてる? 

 

 



年末年始の帰省を終えて家に帰ると、机の上に年賀状の束が置いてあった。


昔は何十枚も書いていた年賀状。

絵を書くことが好きだった私は、年賀状を書くことも好きで、小学生の頃は、1枚1枚違うイラストを書いてクラスメイト全員に送っていた。


と言っても、私が通っていた小学校は山の中にある小さな学校で、ひと学年十数名程度(今は一桁になってしまったらしい)。クラスメイト全員と言っても、16枚ほどだった。


1枚1枚違うイラストを書き、出来栄えに寄って送る人を選んでいたのはココだけの話である。 

 


そんな年賀状も、近年は30枚程度で、数は小学生の頃より多いが、絵つきの年賀状を買って新年の挨拶と近況報告を書く程度になっていた。


何だか面白みもなくなり、切手代もまた上がるようだし、そろそろ辞め時か?なんて届いた年賀状を見ていると、1枚のAさん宛の年賀状が宛先不明で返ってきていることに気づいた。だが、Aさんからの年賀状も届いている。

 


ん?どういう事?



不思議に思って相手の住所を見ると、明らかに市が違う。どうやら引っ越しをしていたようだ。



去年、うちが喪中だったため、年賀状に書くはずの「引っ越しました」が送れずじまいになっていたのだろう。 

  


さて、どうするか? 

 


もう時期的に、年賀状というより寒中見舞いか。


しかし、せっかく買いたし、年賀状のお年玉くじもついてるし・・・

 


よし!お手紙書いて封筒に年賀状も同封しちゃおっと立ち上がる

 


という事で、久々に手紙を書いた。 


おー、何か良いな照れ 

最近はメールばかりだったから、手紙を書くという行為が何だか新鮮で、すごく心がほっこりした。


相手を想い、文字に想いをしたためる。 

 

忘れかけていた感覚を思い出させてもらったような、そんな1日となった。


年賀状さん、返ってきてくれてありがとうニコニコ