キッズ仕様タイプライター、欲しくて欲しくて…。 | 壇蜜オフィシャルブログ「黒髪の白拍子。」Powered by Ameba

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未成年の頃まんべんなく、早く大人になりたいなぁと思っていました。ただ漠然とした願望で、大人になったら何がしたい、何処に行きたいとかそういう詳細はあまり考えてはいなかったのですが、成人するまで「ずっと子供のまんまで良い」という感情は薄かったと思います。


お子様ランチやお子様限定メニュー、子供向けイベントで貰えるプレゼント、子供だから入れる施設などで楽しい経験をする「子供特権」も、照れくさいような恥ずかしいような気持ちがして、「皆集まれー!○○のプレゼントだよー」的な声かけにも前向きに「わーい」と集まれなかった性分も関係しているのかもしれません。「ただでお菓子だの風船だのそんなイイモノを貰えるわけがない。きっと配られたモノには何らかの仕掛けが…」なんて邪推する時もあり、それを親にそれとなく「『わーい』をしない理由」として説明したら驚愕されたような。父に手を引かれて『わーい』のゾーンまで行き、父が代わりにノベルティや参加賞みたいなブツを貰ってくれたこともあったっけ。父の後ろにしがみつくようにしていた私を見て、スタッフ殿も何かしらのを悟りプレゼントを渡してくれたのかもしれません。


きっと大人たちは「子供らしくないなぁ」と苦笑いだったでしょう。
自分だけもらえなかったとか、年齢制限ギリギリアウトだったとか、イヤな思いをした記憶はないのですが、何故あんなにもかたくなに特権行使ができなかったのか…いまだ謎です。そのわりには大人が使うようなモノをキッズサイズにカスタマイズされたものには憧れていました。小さなアイロンやミシンみたいなキッズサイズ家電やらキッズ向け化粧品…キッズ口紅(ほぼ色つきリップクリーム)なんてトキメキがあふれて止まりませんでした。


当時キッズ携帯電話なんてあったら、どうなっていたことやら。