知人数名(まんべんなく同世代)と雑談に興じていた際、「学校のトイレとか手洗い場でよく見た『ネット入りセッケン』って、なにげに便利だったよね」という話でちょっと盛り上がりました。確かにあのネットに入れて蛇口付近にぶらさげておけば、セッケンを最後の最後まで使えました。泡もよく出るしセッケンがなくなってしまうリスクも少ないし、ネットをキレイに洗えば(あのネット、ただ放っておくとセッケン入れているとはいえ雑菌が増えやすいらしいんです)ネットが破けない限りは何度でも再利用可能…今思い返すとかなりエコなグッズというか、イイコトづくめな発想だったんだなぁと思います。
保育園時代はレモンの形や香りのセッケンがよくネットに入っていたような…と話したら、「うちソレ小学校にもあった!」「レモンの匂いしたよね~」と更に会話がワキワキモードになりました。ネットは大概赤っぽい色(アレで新幹線や汽車に乗るときに駅構内の売店で買ってもらった冷凍ミカンを思い出したりして)だったとか、うがいするコップは使い回しだったとか、懐かしい記憶が蘇りまくりのひとときを過ごしましたよ。
今はネット入りレモンのセッケンもネット入り冷凍ミカンも今はほとんど見かけなくなりましたね。セッケンに関しては数年前に世界を震撼させた新型感染症の蔓延も影響しているそうです。今ではボトルタイプのハンドソープを使う傾向にあるようです。こんなところにも新型感染症からニューノーマルが生まれたとは…。ですから今、あのスタイルのセッケンに再会したら、懐かしさからうっかり意味不明な奇声が出てしまいそう。脳がビックリして。
洗顔石鹸を泡立てるネットはいまだ見かけますね。すっかり美容アイテムになっちゃって…ある意味ちょっとしたジョブチェン?感。ネットから生成されたモコモコ泡でする洗顔は肌にも優しいようで。最近ではフキン洗いセッケンを最後まで使えるようなネットも販売しており、「フキンはセッケンで洗う派」なワタクシ、先日つい購入してしまいました。よく泡立つようにネットはタオル生地ばりに厚めで、あの網タイツのような趣はなくなっていました。最後の最後まで泡立ちよくバリバリ使ってくれ!的な頼もしさは伝わってきますね。張り切ってバリバリ使う所存です。