窓をちょっと開けて換気をしながらペットたちのいる部屋を掃除していたら、窓枠に何やら黒い3~4センチの細長い物体が動いたような…?そんなビジョンが目のはしに入り込んできました。ドキリ!と体内で心臓が非常事態モードになるのを感じました。ドキドキしながらも何か風に吹かれたようにも感じるし…あー、虫だったら捕まえなきゃ、細長い虫って何だろう…黒いツヤツヤの速いアイツではなさそうだし、まさかムカデ?直に触って大丈夫かなぁ…などと「黒い何か」を確認した瞬間から「どうする?」とその後の取るべきアクションをグルグル妄想し始めるまで早いこと早いこと…普段ダラリンボンヤリのクセに、こういう時だけは思考が冴えるというか素早い判断力が発動するというか。
気配を消して(気分だけ。逃げられたら困るというのもあり)恐る恐る近づいて「黒い何か」を確認したところ…韓国海苔のふりかけが床に落ちて風に舞っていただけでした。ふりかけ、かけたものがはみ出して食べ損なわれたまま浮遊していたんですね。つまんでゴミ箱に捨てながら、「こぼした韓国海苔パターン」は思いつかなかったと苦笑い。ある意味ドキリ損でもありますが、すぐ対処できる存在でよかった。
しかしその日はそれだけの「ドキリ」では終わりませんでした。ふと爬虫類のいるケージ近くにセットしてあるデジタル時計(時計以外にも日時、湿度、気温が表示されていて重宝しています)がどういう訳か「2006年1月半ば」と表示されており、そこでも「え!今違うよね!?2024年9月の終わりだよね!?」とドキリ。接触不良か誤作動したかで18年前の時を刻んでいたのです。あわててリセットモードにして今現在の時刻をセットし直しました。
2006年は平成18年。私は25歳。和菓子工場であんこを作っている年でした。当時はトリノオリンピックで女子フィギュアスケーターの荒川選手が金メダルをとり、キッズ達が職業体験できるテーマパークがオープンし、ハンカチで汗を拭う野球界のプリンスが注目されていましたね。個人的には「チェリーパイ」からの…あのギャグ大好きでした。