真逆の気持ちが芽生えた話。 | 壇蜜オフィシャルブログ「黒髪の白拍子。」Powered by Ameba

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心身のコンディションを崩しながらも何とか回復方向にある現在、お薬を飲んで、睡眠時間をしっかりとって、焦らずいこうと生活しております。正直色々考えすぎて、「焦っちゃだめ」と頭では分かっていても「だって生活していかなきゃいけないし…ゆっくりし過ぎて怠惰人間だと思われたくないし…」と、どうしようもないもどかしさを感じることもあります。


そんな時に体に生じる「意外なこと」が励みになったりします。現在はジェンダーについて昔の価値観を引っ張り出し、語りすぎることはどうなの?という風潮ですし、人によってはデリケートなトピックでしょうからあまり大っぴらにすべきではないのでしょうが…個人的な見解としてお話ししますと…私、生理が来ると「以前は心身弱ってホルモンバランスも栄養状態も悪い状態だったせいか来なかった生理が…来ている」と少し安心するんです。ダイエットのしすぎやストレスの蓄積、睡眠不足などで定期的に来るべき生理が来ない、不規則なリズムになってしまった、等の症状が起きる場合があることはずっと前から知っていましたし、20代なかば忙しい日々に追われプレッシャーに飲み込まれ、すっかり疲弊して生理が半年くらい来なくなった時期もありました。なので生理をむかえると「ああ、今は以前より体が落ち着いているんだな」と感じられて…。


若い頃と比べると出血量も少なく期間も短いのですが、40を過ぎて体も心も弱くなり入退院を繰り返した経緯をかんがみると、生理が来ただけでも生きることに張り合いが出てきます。
若い時は憂鬱でしんどくて仕方なかった生理ですが、今まさか励みの1つになっているとは。昔の私が聞いたらどんな顔をするかしらと想像しちゃいます。


学生時代に読んだとある日記本に、著者の少女が「生理が来ると自分が女性だと改めて自覚できるから、生理の時間を過ごすのは好き」的な記述があり、度肝を抜かれた記憶があります。あんなに億劫な現象を好きだなんて!と。色々な意見や見方はあると思いますが、当時の私には「自分の性を大切にしているし、それを表現出来る人」としてステキなレディに見えましたよ。