脂粉、ゲフンゲフンさせる力はあり。 | 壇蜜オフィシャルブログ「黒髪の白拍子。」Powered by Ameba

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ケージの扉を開けると、待ってました!と言わんばかりにオカメインコのザクロ(通称ざっちゃん。オス)が肩やら頭やらに止まってきます。掃除中に背中にベッタリ貼り付き、クチバシと爪でブラブラ引っかかっている時もしばしば。爪がうなじにガッツリ食い込んでしまい「あだだだっ!」と苦悶の声をあげたことも。ざっちゃんは我が家にやって来て5年位。飼い始めた当初から遠慮とか警戒とか、そういった「コイツ(私)は信用できるかどうか」的な態度をとるような気配もなく、気ままに家の中を飛び回り、私にも「俺のツレ」感覚で接してきます。爪切りやクチバシ周りの手入れとなれば「なにすんだよ!放せよ!」と暴れお怒りモードになりますが、基本的には私を「まあまあのツレ」として見てくれてはいるのかと思います。
彼は真っ白オカメインコのため、よく見るあの「黄色っぽくてほっぺに赤い丸印」の子より羽から白い粉が良く出てきます。これは脂粉(しふん)と呼ばれており、パウダーみたいな白い粉でして、羽毛の防水や体の汚れを落とすための媒介剤のような役割があるといいます。脂粉が出るのは健康体という証でもありますから、今の彼はとりあえず元気だという判断はできるため、服やら髪やら床やらに引っ付く&散らばる脂粉も前向きに掃除ができますよ。粒子は小さいものの、なかなかの、いや、なっかなかの粘着力でコロコロクリーナーと掃除機を使わないと取れません。ウッカリ手で払ったりウェットティッシュで拭おうものならたちまち付着した脂粉が広がり、更に除去が厄介になるというトラップも。

脂粉はフケのような側面もありますから、アレルギー反応を起こす方もいます。自分は平気でも周囲が反応しないよう出来るだけクリーンにはしたいのですが…脂粉の手強さよ…。おとぎ話みたいに、あの粉は妖精の体から出る魔法の粉で、付けたらケガや病気が治る、みたいな設定がざっちゃんの脂粉にもあればいいのに。