わら半紙の香り、好きでした。 | 壇蜜オフィシャルブログ「黒髪の白拍子。」Powered by Ameba

壇蜜オフィシャルブログ「黒髪の白拍子。」Powered by Ameba

壇蜜オフィシャルブログ「黒髪の白拍子。」Powered by Ameba

計画性はありますか?と聞かれたら、「全くない訳ではありませんが、欠けてるなと思うときはあります」と答えています。私の小学生時代は、まだ土曜日がいわゆる半ドンでして、週休2日制導入の動きと押し合いへし合い(学内で意見が割れていたようです)ておりました。押し合いへし合い話し合い折衷案として生まれたのが「家庭学習の日」というものでした。2週間に一度、水曜か土曜を「家庭学習の日」と定め、自分で計画を立てて自宅や学外で過ごしてみましょう、というコンセプト。家庭学習の日の前々日にわら半紙に印刷された「家庭学習の予定表」が先生から配布され、翌日予定を記入し提出すると帰り際に先生からのチェック済みハンコが押されて返却されます。当日は予定表にそって過ごし「家庭学習の日を終えて思ったこと」をつづり(保護者からのコメント欄もアリ)、次の登校日にそれを提出、また先生からのチェックとコメントをもらって、予定表は自宅でファイリング。本を買いに行くとか、掃除のお手伝いをする、とか、お菓子作りに挑戦するとか、色々な予定を立ててはその通りに過ごすように努力したものです。学校の方針に従いながらとはいえ、計画を立てて過ごすのは嫌いではありませんでしたよ。この家庭学習の日、高校生になるまでありました。 

そんな幼少期から思春期をガチガチに過ごしておいて、今も家事や原稿書きの計画なんかは立てる→それにそってアレコレ動く、ができるクセに待ち合わせ時間に5分くらい遅れてしまうとか、朝起きて目覚ましをサッとオフにしスャァと二度寝とか、予定していたことに従えない場面も増えてしまいました。起き抜けにメガネを外してコンタクトレンズを付けるために手洗いをする(ついでにメガネも洗う)、そんな計画ともいえないような些細な生活行為も失敗続き。かなりの確率でメガネを外してからハンドソープのボトルに手をかけてしまうのです。その結果(裸眼0.02なもんですから)ハンドソープボトルから出る泡をキャッチしきれずに、シンクに落とす始末…泡をシンクからすくい直して手のひらに戻し、メガネと手を洗いながら「計画性ないってのはこういうことなんだろうねぇ」と独り言。ついでにシンクも泡の生命力が続く限り洗うのでした。