辞める、ということ。 | 壇蜜オフィシャルブログ「黒髪の白拍子。」Powered by Ameba

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「辞めたい。でも、自分から言い出せない…」という方々の背中を押すお手伝いサービスとして、「辞職代行業」なるお仕事が存在し活躍していると数年前から情報として聞いてはいました。恐らく話題となる時期よりずっと前から、ひな形のような「本人の代わりに雇い先に『辞めます』と伝えてくれるサービス」はものはあったのだとは思います。最近になり利用者が増え、その受け皿も比例して増加し、どんどんビジネスっぽくなり、マスコミにも取り上げられがちになったから、「流行ってるらしいよ」的なムードになったのかもなと予測しておりました。実際に学生時代、ドラマのワンシーンだったか…辞職したいと言っても聞き入れられず、かえって上司から圧力を掛けられ悩んでいた会社員のレディが「私の代わりに会社に辞めるの伝えてきて下さい」と何でも屋さんみたいな仕事をしている主人公にお願いする展開があったことを記憶しています。
自分から職につきたいと希望したのに、辞めるのは自分から言えないだなんて…とネガティブな印象を持つ方々もいらっしゃると伺いました。確かに、「イマドキは他人にそこまでやってもらうの?」と代行に身を任せる依頼者に対して違和感がない、といえば個人的にもウソにはなります。しかし、人には色々な事情があり、考えて考えて、それで「今回だけは」と覚悟しデメリットも理解した上で選んだ代行サービスならば、次の道を選ぶためにアリなのかもなとも考えるのです。代行にきちんと事情お話し頼りすぎない、サービス利用後は先々を見据える、もし落ち着いて「こちらも落ち度はあった」と思うなら間接的にでも雇い側に何かしらのメッセージを伝える等、ただ辞めて「ハイオワリー」とフタをしなければこの先困ったことが起きても「ああ、代行に頼んだ時もあった。だからこそ今のピンチは自分で何とかするターンかも」とちょっと前向きになれるかもしれません。私も昔むかし、習い事をしていた際に先生に辞めたいと言えず、母に代わりに言ってもらった経緯がありまして…あの時は、ホッとはしましたが情けないなぁとも反省しましたもの。