鍛練法か健康法か。 | 壇蜜オフィシャルブログ「黒髪の白拍子。」Powered by Ameba

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冬の季語のひとつに、寒中稽古というものがあります(寒稽古ともいいます)。冬の特に寒い中に行われる柔術や剣術等の稽古をさし、精神を集中し忍耐力を鍛える目的もあるそうです。スポーツ系の練習だけではなく、寒声なる稽古方法もあります。寒中に声を出すと芸の上達が期待できる…といわれ、敢えて寒い早朝深夜に歌ったり発声練習をするのだとか。寒中稽古も寒声も日の昇らないうちから皆で気合いを入れて行うイメージですよね。乾布摩擦も季節関係なく体の鍛練のために励行する方もいらっしゃいますが、寒い中敢えて己を鍛えるメニューとして連想されやすいかもしれません。半裸(服の上からでも効果はあるようですが)になり乾いた布で皮膚を擦ることで免疫力向上や風邪予防になると言われています。実際祖父や祖母の時代は、学校の体育時間に乾布摩擦タイムがあったといいます。これもまた、気合いが必要になりそうな修行…。


そして極めつけは寒中水泳でしょうか。肉体&精神を鍛えるために冬の海や川を泳ぐのが日本流のようですが、国によっては「体に良いから」「長生きする秘訣」「元気な赤ちゃんが産まれてくるから」という健康法のひとつとして老若男女すすんで寒中水泳をする所もあると聞いて驚いています。