電卓が必要な計算をするタイミングがありました。自然と携帯電話を手に取り電卓機能にタッチしていたので、ハッとします。｢携帯電話の機能にたよりきりで、電卓そのものを使わなくなった…｣とふと気付いたのです。我が家に電卓を置かなくなって何年も経っています。現在の仕事は電卓を使う機会も極めて少なく、電卓と自分の間には随分と距離が出来ているなぁと改めて思うのでした。和菓子工場勤務時代や遺体衛生保全士見習い時代は材料や薬品の配合を確認するため、一応マイ電卓は持っていました。そう言えば調理師専門学校時代も、授業中カロリーや栄養価の計算をする場合が多く電卓は欠かせなかったような。
ちなみに、はじめてマイ電卓を手にしたのは小学校2年生の時。子供向けだけど学習することに重きを置いたような雑誌の付録に電卓がついてきたのです。その名も｢デンタコ｣。太陽電池式でカフェに置いてあるようなコースターサイズの小ぶりな電卓は子供にも扱いやすく、マイ電卓が持てたことに喜びを感じました。形もまん丸で、黄色い機体に赤いタコ模様のなかなかエキセントリック&キュートなデンタコ…いつも使っていたっけ。