バットマンにはロビンが、明智探偵には小林少年が、ホームズにはワトソンが…活躍する者の隣には相方のような、助手のような存在がいるとより作品に興味がわいてきます。大概主人公がピンチの際に「助けに来ました！」と現れるような若手なんですよね。師弟愛的な萌えも感じます。ファミコンで遊んでいた時代も、派手な姿の主人公より、手ぬぐいほっかむりに忍び足な弟分のネズミ小僧みたいな格好の青年の方に目がいってしまうような子供でした。ネズミ小僧の義賊っぽい生き方が好きなだけかもしれませんが。
逆に新人さんや着任したての若人が主人公で、先輩から色々教わりつつもあれこれストーリーが進んでいく…というお話も「先輩の動向やアシスト」に注目してしまいます。さっすが先人！と機転の利いたアクションに釘付けになることも。刑事からエイリアンを監視、取り締まる新人捜査官に突如として転職し、奔走する青年の映画も相方兼指導役の捜査官の助けなしでは物語が成立しなかったでしょう。黒いスーツに大きな銃をかまえた男性が二人揃うと、キマる映画でした。