彼岸はできるだけ遠くにありて思いたい。 | 壇蜜オフィシャルブログ「黒髪の白拍子。」Powered by Ameba

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近所の公園の遊歩道沿いに咲いている彼岸花を見ていると、ああ秋なんだなぁ(まだ暑いけど)と感じます。遊歩道には赤い彼岸花だけではなく、ピンクや白、オレンジと黄色の中間色みたいなタイプも咲いており、赤だけではない豊かなバリエーションがちょっとしたお得感を抱かせてくれます。実家近くのとあるお宅にも彼岸花が昔から咲いていることもあったせいか、なじみ深い花です。小さい頃は「泡立て器みたいな形をしてるなぁ」なんて思っていました。母や祖母から「毒があるんだよ」と聞いた時は赤い彼岸花に謎の威圧感を覚えたっけ。確か球根が有毒でしたよね。食べたら「彼岸に行ってしまう(命を落とす)かも」という脅威から彼岸花と名付けられた説もあるんだとか。お彼岸頃に咲くから…だとばかり(←この説もあります)。 


しかし、歴史を振り返ると毒のある植物とはいえ、「毒抜き」が可能だったため、根っこから取れるデンプンを毒抜きして非常食がわりにしていた時代もあったそうです。飢饉や戦で食糧難に陥ったときの救世主だったとか。毒抜きが不十分で危険な目にあった方もいたようですが…