華やかにして過酷。 | 壇蜜オフィシャルブログ「黒髪の白拍子。」Powered by Ameba

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先日、花魁という職業はどんなものだったのか…について解説された動画と文章に出会いました。動画では花魁の成り立ちや就業規定、1日の過ごし方に年季などについての「花魁としての一生」についてが観られました。睡眠時間は4時間弱、日々の食事はご飯と味噌汁だけの粗食が多く、昼も夜もお稽古に接客に大忙し…想像以上の厳しい世界でした。文章は花魁の日記や吉原関係者の記録を抜粋し、今の言葉に置き換えて当時皆どんな気持ちで働いていたのかが綴られておりました。花魁の日記の中には仲間が亡くなったりお客さんが来なくなってしまったり、故郷の両親を心配するようなしんみりした内容が多かったのですが、中にはチップを沢山もらったとか、新しく入った若い男(生活のお手伝いやお客さんと花魁の間に入り盛り上げる)が仕事のできる人で嬉しい、なんて小さな喜びも記してあったようです。


街の女性がファッションや髪型を真似する程華やかに飾られた世界に見えても、花魁たちにも辛いことや悲しいことが沢山あって、年季明けまではと耐えていた姿を想像すると…複雑な気持ちになりました。