日課ともいえる新聞のチラシを眺めて、ふとチラシを一枚取り出して角の部分からくるくる細長く固くなるように丸めてみました。仕上がりはステッキのような感じになるのですが、巻いた最後の切れ端をセロテープで軽くとめ、両方の角をハサミで切って…「昔、こうやって変身ごっこしたなぁ」と懐かしい思いにかられました。チラシステッキにはさらに折り紙やリボンでデコレーションをして、自分なりにうまく作れると心底嬉しかったものです。ペンたてにはペンではなく、上出来と判断されたチラシステッキをさしていました。
オリジナルチラシステッキでも、お誕生日やクリスマスプレゼントに買ってもらえる大手オモチャメーカーが作るステッキでも、どちらにせよアニメの主人公みたいに変身はできませんでしたが、あの細長い棒をくるくる回し呪文を唱えるだけでも気持ちだけは魔法少女になれました。変身のきっかけアイテムとしては、コンパクトタイプやタンバリンタイプ、チョーカーやブレスレットなんかもありましたが、個人的にはステッキに一番ひかれたものです。