長短紙一重。 | 壇蜜オフィシャルブログ「黒髪の白拍子。」Powered by Ameba

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梨の実を「ありの実」、サルを「エテ」、スルメやすり鉢を「アタリメ」「当たり鉢」と言い換えていた我が国では、それだけ言葉が持つ神秘的な力が災いにも幸福にも繋がると信じられていたようです。今でもそういった考えは無くなった訳ではなく、「終わりにしましょうか」という場面でも場合によっては「これにてお開き」と表現しますものね。ちなみに開く、は終わる以外にも「割る」「閉じる」などの代わりに使われているようです。こうしてみてみると「開く」の仕事(使い方)はちょっと多いように感じました。鏡開き、なんて鏡餅がパッカリ割られているのに「鏡餅開いた開いた!」と何の疑いも無く使っていましたし。


ふと、とある企業で受けた面接の時の記憶がよみがえります。短所は長所をほんの少し不器用に表現するように、と再就職支援センターの方からアドバイスをもらい、「長所、何事もコツコツと気長に取り組める」と書いてしばらく悩み、「短所、マイペースでおっちょこちょいな時がある」と書いて提出したっけ…。これは、正解がどうか分からなかったなぁ。短所1つ多く書いてますし。