タオルや毛布を洗い、自宅から仕事場に持ち出した時に「あ、タオルや毛布から我が家の匂いがする…」と思ったことが何度もあります。我が家で洗ったから当然我が家の匂い的なものを知覚するのはあり得ることかもしれませんが、この我が家の匂いを突きつめると結局は洗剤と柔軟剤の混ざり合った香りなのでは?と最近考えてしまうようになり、ちょっと「では我が家の匂いって何だ?」問題という考えても明確な答えに辿り着けなさそうな境地に行きそうです。昔から時々こういうどうしようもない疑問が浮かんでボーッと考え込むクセがあり、学校の通信簿にはよく「ぼんやりしている時がある」と書かれてましたね。
しかし、我が家の匂いは企業が開発した洗剤と柔軟剤だけが作れるものではないと思います。私の使っている香水や時々焚くお香、料理や同居人の匂いといった生活していて発生する匂いが個性となり、我が家の匂いをつくっていくのだと信じています。生活に関わるものですから、決して良い匂いばかりではないでしょうが、そこはちゃんと企業開発の品々に込められたパワーで何とかして貰いたい次第です。