ちなみに彼女、脚立に乗って電球の交換や時計の設置などは自分で出来るそうです。既婚者でしたので「そこは『配偶者助けて』モードにならないの?」と聞くと意外な答えが。「うん。便りにしていたんだけどね、彼のほうが更に高いところがダメで、脚立に乗ったら震えられてさ…だから私がやってる。彼は脚立おさえる係」とのこと。そうか…ならば仕方ない。
とくに高いところが好き、という訳ではありませんが、高いところが比較的平気な方ではあると思います。恐怖症といわれる方々は、過敏になると脚立や踏み台に乗っただけでもゾッとするという話も聞きますから、高さを感じた時点で恐怖が来るなんてしんどいだろうと感じます。以前高所恐怖症の方とお話をしたことがありますが、彼女は「リアルに感じる高さ」がてんでダメだといいます。マンションの非常階段は3階あたりからもう上れないそうです。景色が足元から遠ざかって、高いな…と感じた瞬間に足がすくんで動けないとのこと。「説明してて鳥肌立っちゃった」と苦笑いされていました。