小学校時代は学校の中で「帰宅しなさいチャイム」が鳴るシステムでした。放課後遊んだり集まったりすると五時を過ぎてしまいがちになるため、チャイムと称した歌が流れました。かげぼうしが伸びてきたから帰りなさい、という内容の歌だったと記憶しています。図書室で本を読んでいたら時間を忘れ、歌の最中にあたふた帰り支度をしてあわてて正門を飛び出したっけ。なんの本を夢中で読んでいたかというと、「世界びっくり人間図鑑」だったなんて、言えない。
先日とある集合住宅地で夕方のチャイムを聴きました。「あれ？もう五時だっけ？」と時計を見ると16時半。どうやら冬の日が短い時期は早めにチャイムを鳴らすようです。暗くなる前に帰りましょうね、という呼び掛けは季節によって時間をずらしているなんて知りませんでした。五時のチャイム、という印象があまりにも強すぎて。ちなみに自宅近くが公園なのですが、このあたりのチャイムは五時。薄暗くなった公園から子供たちが立ち去るかなと思い眺めていたことがありましたが、公園は18時をすぎてもワイワイと賑わっていましたので、チャイムが鳴ったら帰るルールはお家や学校の約束事によりけり、なのかもしれませんね。