せめてもの。 | 壇蜜オフィシャルブログ「黒髪の白拍子。」Powered by Ameba

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ショットグラスのような、おちょこのような…そんな小さなグラスやコップを見ていると歯医者さんを思い出すのは私だけでしょうか。歯医者さんで治療を受けるとき、シートの横がわに蛇口のついた機械があって、その蛇口の下でスタンバイされている小さな銀色のコップを思い出すのです。「はい、一度口をゆすいでください」「終わりです。うがいしてくださいね」と言われたときに手を出すあの銀色のコップは、私にとっては「一段落」の象徴でもあります。使用後、元の位置に置いただけなのに自然と蛇口から水が流れて、再度コップが満タンになるのはわんこそばみたいだなと思うのですが。

昔、あの蛇口とコップのシステムが気になってしまい、「あの機械に水じゃなくてジュースを入れたら、いつでもコップを置くたびにジュースが出てきて楽しいのではないか」と考えたことがあります。コップが空にならない、という単純な現象なのに随分と夢を抱いてしまったものです。歯医者さんが怖くて現実逃避したかったのかもしれません。