電話で自分の名前を説明するとき、ちょっとした緊張が走ります。私の名前はなかなか説明が困難ですので、「しずかは漢字三文字でですね…」から始まり、「支払い」「十二支」とか「加盟店」「加入」などの単語を出しながら「真ん中に静岡県の静が入りまして…あ、静は旧字体で…」という更なる難儀も加わり、「いっそひらがなでもいいのでは…」と諦めかけてしまいます。もちろん、名前のおかげで覚えてもらったり、話題になったりとありがたいこともありますが。
漢字で表すと「え!?こんなに難しいの?」と驚く言葉はたくさんありますが、最近ではマネージャーやスタッフさんたちと改めて調べて「そうだった、こんなに難しかったんだよね」と感心したのは、「躑躅(つつじ)」でしょうか。躑躅はテキチャクとも読むらしく、足を止める意味があるとのこと。昔はツツジは「羊躑躅(ようてきちゃく)」とよばれ、羊がツツジの葉っぱを食べたら毒にあたって立ち止まる…という経緯から、ツツジ=躑躅(テキチャク)になったのだとか。ツツジがそんな毒性ある植物だったとは、驚きです。