いつからかチャックがついて、何でも保存しやすくなり、湿気からも守られる環境が整い、便利になったものだと改めて思うのです。チャックに乾燥剤までついていたら最高ではないかと感じながら消費する日々。すっかり先方の優しさに甘やかされている私ですが、せめてもの恩返しは「保存状況が良好なうちにさっさと食べきる」ことではないかと考えます。ここまでしてもらって、湿気らせたりカビさせたり酸化させたりしたら、ちょっと申し訳なさすぎます。
ありがたいなと思うモノのひとつに、「チャックつきの食品」があります。少し前まではシリアルでもおせんべいでも小麦粉でも、チャックはついておらず、開けた袋をテープや輪ゴム、時には洗濯バサミでとめて保管していたような記憶があります。私個人の経験では、洗濯バサミが多かったっけ…。何でも洗濯バサミで代用する祖母おリュウの影響かもしれません。幼少期は洗濯バサミを見ると、「これはお菓子をとめるやつだ」と思っていた時期もありました。