当社比、といわれると「ああ、企業内で向上をはかっていらっしゃるんだな」と今は思います。それと同時に、新しい商品に対する憧れや期待も高まって来るのです。しかし昔は「 前の商品がまるで進化してなかったみたいに思われちゃうじゃん。新発売のものを誉めたいからって、逆に損してないのかな」と単純な考えを持っていました。当社比という表示は、以前の商品のレベルを下げるものではなく、新たな商品の魅力と満足度をお披露目するものだと今更ながらながら気づいたのです。
先日もとあるアイスクリームがミルクの配合率をあげて、よりクリーミーに、濃厚になったという宣伝を見て「おおお……」と魅了されてしまいました。アイスクリームはそこまでミルク感が高くなくても美味しいと思えますが、このようにPRされるとついつい手がのびてしまいそうになります。こうしてコンビニやスーパーで見かけて、カゴにいれてしまうのかと想像すると、小規模ですが経済は回っているなと感じます。