学校の授業として参加してきたものの中には、今思えば「不思議な授業だったなぁ…」という内容がいくつか存在します。それぞれの学校の方針にもよるのでしょうが…。我が高校の場合は年に一度「学内宿泊授業」という科目がありました。放課後クラスメイトたちが集まって学内にある和室で学ぶ食べる眠るを共にするという内容でした。和室はそこそこ広いのですがクラス全員が眠れるような大きさではなかったため、メンバーは事前に分けられ、数回に分けて授業が行われていました。授業の前に「準備授業」的なものもあり、夕食のメニューを各グループごとに提案しカロリーを計算したり買い物の予想額を申請したり(予算オーバーでやり直しをもらったり)、夕食後のレクリエーションを考えたり…ただの「お泊まりパーティー」ではない雰囲気でした。
担任の先生も夕食会やレクリエーションに参加するのでちょっとしたテストのような趣も。さすがに目の前でリアルに採点はされませんでしたが、緊張が災いして料理を焦がしたグループもあったとか…。この授業、家事や集団生活の経験をつむという意味もあったのかもしれませんが、今では「緊張したなぁ…スパゲティの茹で時間を守って味付けする作業…」という思い出が色濃く残っています。