3文いらないから寝せて。 | 壇蜜オフィシャルブログ「黒髪の白拍子。」Powered by Ameba

壇蜜オフィシャルブログ「黒髪の白拍子。」Powered by Ameba

壇蜜オフィシャルブログ「黒髪の白拍子。」Powered by Ameba

今でも「克服した」とは言い切れませんが、昔よりかはマシになったなと思うことのひとつに、「寝起き」があります。寝起きがよろしくない、朝方が苦手…というやんわりした表現もありますが、当時の幼い私は完全に「朝からすでに眠くてなにもできない人」。特に小学生だった頃がひどく、親が起こして布団から出て来たはいいものの、トイレやご飯の最中まで寝ようとする睡眠に対しての貪欲さ…「遅刻しちゃうわよ」「早くしなさい」、何度言われたか分かりません。眠りながら「起きなさい」を聞いていたかもしれないので…。こんな調子でしたから家族には散々迷惑をかけたと思います。自分が「沢山眠らないと生きる動機を保てないタイプの者だ」ということに気づいたのは大人になってからでしたから、随分と怠け者というかルーズな子供だ…としっかり者の親には心配の種だったようにも思います。

中学高校生と進学するうちに大分起きられるようになりましたが、「朝早く起きて何かするなんて考えられない」という性分は健在でした。ですから遠方から登校し朝部活にも参加し、余裕一杯に朝礼に参加するというクラスメイトの存在が眩しくて仕方ありませんでした。しかもそのクラスメイトは生徒会の役員でもあり、成績もよく人望も厚く…なんて感じでしたからもはや「転生何回目なんだろう」と疑るほど現世の私とかけ離れていたのでした。その彼女から出てきた

「うん、家は6時っていうと家にはみんないないかな。ママが皆を車で駅に連れていってくれるから」
…という発言。衝撃だったなぁ…。
6時、まだ寝てます…なんて言えませんでした。