交差点で信号待ちをしていると、道路沿いに綺麗な花が咲いておりました。ポピーという、細い茎の頂上に「お姫様のふんわりしたスカート」を逆さまにしてしまったような花びらを持つお花です。私はポピーやクレマチス、マーガレットなどの「茎の細さに対して花が大きめ」という構造の花を見るたびに
「鍛えてるなぁ、茎」
と思います。こんなふわっとした花を支える細い茎の強度は相当なものだと考えます。しかも風に揺られて花が揺れるたびに、茎はバランスをとらなくてはいけないでしょうから、生半可な鍛え方ではないはずです。最近では人間界でも細身で筋肉がある人を「細マッチョ」などと呼んでおりますが、もしかすると始祖の細マッチョは、このような「茎細目花大きめ」な花たちなのかもしれません。
強風が「始祖細マッチョ」たちを必要以上にせめないといいなとは思っていましたが、これも彼らにとってはトレーニングの一環なのでしょうか。